「ディア・ハンター」1978年、視聴終了。★★★★☆
昔の映画を見直そう週間の作品。78年でしたか。私が、15歳の時ですね封切りは。映画少年になりかけの頃です。その当時の記憶では、
結婚式の楽しそうなダンスと、ベトナムの水の牢屋と、ラストのロシアンルーレット程度しかありませんでした。
40過ぎて見直すと、テーマ音楽からして、愕然としました。この曲だったのかと。また、挿入曲の「君の瞳に恋している」にも愕然。もう、カラオケでは歌えないかもしれないと思いました。裏声で歌うけど。
しかし、本でも映画でも何でも、人間の記憶や受け取り方なんていうのは、曖昧だなあと感じますね。15の少年には難しすぎますね。
当時、分かったつもりで見ていたんだろうなあ。
さて、感想です。昔の映画らしくテンポが遅すぎます。3時間という時間には困りました。3時間にする必要もないし。勿論、前半のアメリカの田舎の若者の生活を丹念に描く必要はあります。それにしても、長すぎ。もっと、刈り込むとキレのある良い映画になったことだろうと思います。
また、ラストのロシアンルーレットのくだりは、意味不明です。勿論ドラマ性としては、良い展開です。しかし、あのウォーケンがどうしてロシアンルーレットをしなければならないのかが全く不明。消化不良です。幾つかの推測はできそうですが、曖昧であることには変わりません。エンドロール前のアメリカ国歌も何だかなあです。
刈り込むということでは、マイクが故郷に帰ってきて、鹿狩りに行くけど、
昔のようには鹿狩りができないという葛藤で終わるのはどうでしょう。ウォーケンは、帰るまでもなく、昔のようには故郷では暮らせないと悟り、ベトナムでその日暮らしをしているとか。
しかし、映像、音楽、演技、素晴らしいモノでした。70年代のアメリカ映画を代表するものですね。あれから、アメリカ映画はどこに行ったのでしょうか。(良い映画も作っていますけどね)70年代映画の深みを大事にして欲しいです。
これからも、昔の名作を見直す週間は続きそうです。