『正義のミカタ』本多孝好著、読了。
★★★★★★
★6つ。でも、読了感悪し。本多氏の過去の作品とはあまり相性が良くなかったけど、前半の展開・描写には驚いた。
天才がここにもいると。
しかあああし、問題は後半というか終末。色々言いたいことはあるけど、
1 佐山部長が可哀相。あんな行動を取らせてはいけない。
2 畠田と蒲原さんのエピソードが消化不良。「で、どうなるの?」
3 主人公の考え方が、場当たり的。
作者の主題に関する方向性は理解できるけど、それを構成するための登場人物達の考え方が、よろしくない。特に佐山部長の描写は、問題がある。フェアーじゃない。主人公の考え方(作者の考え方)を正当化させたいがため
だけの、描写になっている。もっと、上手に落として欲しかった。強引すぎる。
「俺って、格好悪いだろう」って格好つけている男は嫌いだし、「俺は弱虫だから」と強がっている男も嫌い。
「強くなりたい」とトレーニングをしているアホな男や、「格好よくなりたい、女にもてたい」と無駄な努力をしている男が好き。
六月十一冊目。