大型連休の最終日となったこの日、村民さん(
「村民」バスのページ)から「がくまさわへ行きませんか?」との誘いを受け、この場所でのバス乗り継ぎを兼ねて乗車してきました。
岩手県県南部はかつて仙台藩の領地でした。仙台藩と盛岡藩との境界線の制定にあたり、各々の居城である仙台・盛岡から向かった人間が落ち合った場所を藩の境界としたのが藩境です。現在でもこの「藩境」の名残があり、北上市内にある「相去」は両藩の軍勢が落ち合って
相去った場所から付いた名前だというのは有名です。今日訪問した「がくまさわ」は藩境を挟んで2つの地名が存在する場所ということでかなり前にTVで放映されて以来一度訪問したいと思っていた場所でした。
朝、村民さんの車で盛岡を出発し、花巻へ向かいます。

花巻・イトーヨーカドーから岩手県交通の晴山行きに乗車しました。

「がくまさわ」へ向かう花巻市営バス(旧・東和町営バス)の始発地である東和病院前へは土沢中町が最寄となりますが、時間があるため一旦晴山まで乗車してから引き返してきました。土沢の商店街は常時万国旗を掲げています。

東和病院前への移動途中、3624D「はまゆり4号」を撮影しました。連休最終日のUターン客対策として指定席1両増結の4両編成での運転でした。

東和病院前から乗車した花巻市営バス・向田瀬行きは、リエッセOEMのジャーニーJが使用されました。

田園地帯の中を走っていたと思いきや狭隘路の続く丘陵地に入ったり、田瀬湖が車窓に見えてくると今度は片側1車線の道路になったりと意外にも車窓のバラエティはありました。
途中、「がくまさわ」も通過しましたが、乗換となる奥州市営バス(旧・江刺市営バス)まで時間があるため、こちらも終点まで乗ってから折り返します。
終点の向田瀬は田瀬湖の畔ですが、林にさえぎられ田瀬湖を望むことはできません。折返しの間に雑談した運転士の話では、このあたりに1軒の民家があること、田瀬湖の渡船の廃止代替としてこの場所まで延長されたこと、ボート競技の合宿での利用もあることなどを話してくれました。

「がくまさわ」まで戻りました。フリー乗降区間のため折返し地点の少し手前で下車して、菜の花を横目に向かってくるバスを撮影しました。写真で軽トラックがいるところが折返し地点です。

2つの「がくまさわ」バス停。左が花巻市営バスの「
覚間沢」。右が奥州市営バスの「
学間沢」。バス停の場所も当時の藩境である市境界をはさむように離れた場所にあります。しかしながら花巻市営バスの折返しは奥州市営バスの「学間沢」で行っています。

県道の現在地表記も当然ながら花巻市(左)・奥州市(右)とでそれぞれ異なっています。

奥州市の「がくまさわ」から乗車した奥州市営バスは「風の又三郎」のシルエットを車体側面に描いています。
なお、写真の道路を登りきったところが「藩境」です。

「がくまさわ」周辺の地図を上記に示します。

奥州市営バスも途中で1名の乗客があった以外は終点の江刺バスセンターまで乗降がありませんでした。途中で時間調整で停車したときに運転士の許可を得て外に出て1枚撮影しました。