金融危機以降の高炉休止を中心とした減産状況のニュースをメモしてみた。
08.5.26 北朝鮮 金策(キムチェク)製鉄所
コークス価格高等で中国から買えず高炉稼動中断。
08.7.30 インド TATA
中型高炉を改修して大型高炉に集約。これは経済危機前の計画。
以降が金融危機の影響・対策
08.10.14 カナダ USスチール ハミルトン
10月末予定でハミルトンの高炉休止を発表
08.11.5 ルクセンブルグ アルセロール・ミッタル
15%減産から35%減産に減産拡大を発表
08.11.11 アメリカ AKスティール
アシュランド製鉄所(ケンタッキー)、マンスフィールド工場(オハイオ)の主要操業休止。
09.1まで高炉休止。
08.12.2 米国 USスチール
数週間ミネソタ(ペレット)、デトロイト(グレートレイクス製鉄所)、
セントルイス(グラナイトシティ製鉄所)の設備休止
08.12.2 日本 神戸製鋼
高炉休止予定。加古川・神戸の計3基のうち1基を検討中。
09.12.25 日本 JFE
1月中旬からJFE西日本製鉄所の倉敷第3高炉4300m3(3基中1基)
を前倒し改修休止予定→1/14から休止
09.1.14 中国 宝山
高炉第6高炉休止中。28%減産調整。
→11月稼動予定の1高炉(5046m3)遅れて2/16再稼動
→5月まで休止継続
09.1.19 イタリア ILVA
タラント第4高炉改修延期中、第1高炉改修前倒し休止。
09.1.21 ブラジル アルセロール・ミッタル
ツバロン製鉄所の第2高炉を09年中の休止発表。35%減産。
09.1.21 台湾 CSC
09.5月CSCの第3高炉を補修休止予定。
第1高炉2400m3改修09年末に繰り上げ。粗鋼減産100万d。
09.1.29 日本 新日鉄
大分1高炉4800m3の改修前倒し。
君津2高炉3200m3の2月末からのバンキング休止。
09.1.29 豪州 ワンスチール
ワイアラ製鉄所を2月に6〜17日間整備休止。
09.2.18 日本 各社
1月の国内の高炉稼動基数は1基減の34基中、27基。
09.2.19 米国 各社
全米29基の高炉のうち20基が休止中。
09.2.20 日本 JFE
福山3高炉を2月末までに休止発表。400万d減産は変えず。
年月日不明 中国 鞍鋼
高炉1基休止
年月日不明 中国 武鋼
高炉2基休止
鋼材価格キープと支出削減を狙っているが、抜け駆けの安売り・減産
せず売り抜こうという勢力との戦いでもある。
中国では3大高炉メーカー(宝鋼・武鋼・鞍鋼)が在庫削減、市況維
持のため生産抑制、高炉休止継続、新規高炉立上げ延期を図って、業
界の秩序を保とうとしている。しかし、抜け駆けする小さな高炉メー
カーが後をたたない。
日本では、
各社減産継続しているものの、それぞれ理由があるのか、
新日鉄は4割減産、JFEと神鋼は3割減産、住金は1割減産である。
4月は過去最低といわれる3月の前年同月比−44%を上回るとみら
れている。
回復には3年から5年という見方のようだ。
一方、生産が低いときこそ、人材開発・技術開発のチャンスである。
世界に追い上げられた日本の技術のリード性を、再び拡げるかどうか
は、今の時間を有効に使うかどうかにかかっている。
JFE数土社長も
ピンチがチャンスだと言う。

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