桟橋終点の手前を左に曲がると旧フェリー乗り場に行く道がある。
その下には船溜まりに行く水路があって、先に袋のようになった水面がある。
ここに、宇津野トンネルから市街に伸びてきた道路がまっすぐに入り込む都市計画道路が平成9年頃から工事を始め、殆んど完成をしている。
この頃、全国でおびただしく進められた都市道路工事だと思えばいい。
工事は新堀川と同じ『桟橋方式』で丸い橋脚にアスファルトを敷き詰めた黒い通りが開通を待っている。
水産総合センターのすぐ北側だ。
南側から見ると、新堀川の工事完成図のような感もある。
側に「シオマネキ団地」らしき造作もある。
確かにシオマネキはそこらを這っているから、移植適地とされたのだろう。すでにシオマネキはいるのだから、新参者を持ってくることはないのだが、工事の御身大切にはこうするほかなかったのだろう。
秘密主義で、県民の目からシオマネキは隠されている。
そのまま、忘却の彼方に忘れ去られてしまえば一番いいのだが、というところだろうか。
今、南中高学校と南海化学にはさまれた潮溜まりは訪れる人もなく、夏日を浴びてひっそりと静まり返っている。

0