「高知市はなんの都ですか」という問いかけには、水ほど似合うものはなく『高知市は水の都』と言っても過言ではないでしょう。
そういえば東京や大阪も水の都だといっていますよね。
嘘だと思うでしょうが、江戸には水路が張り巡らされ、遠くは水戸辺りから内陸部を通って生活用品が運ばれてきたのです。水戸からは利根川を通り人工的な水路を伝って、外海に出ることなく炭や野菜や米を江戸に運び入れていたわけです。
私も実際に競争用手漕ぎボートで、千葉県境の江戸川から、中川―荒川―隅田川と都心まで乗り入れて行った経験があり水の都を実感しています。
高知市も新堀川の雁木といわれる船着場も炭や木材など、山からの産品が仁淀川と物部川から土佐湾に出ることなく川伝いに届けられていたまさに水の都です。今、もう一度川のある生活に思いを馳せることが大切ではないでしょうか。
(浦戸湾を守る会会員64歳)
初出 暮らしの情報誌9月1日

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