万葉の中のアマモ 下司孝之
2006/05/05(金) 18:31:18>644-0
万葉集の中に触れられている「藻」の記載は80にも及ぶと言う。
藻は水生植物の総称で、古代の人々にとっても、海や河口にある干潟やらでの藻類は生活にとってなくてはならない存在であったことが分かる。
葛飾の真間の入江にうち靡く玉藻刈りけむ手児名し思ほゆ
ここらあたりに住んでいた美しいテコナが藻を刈っていたが、
二人の青年に言い寄られて、悩むうちに入り江に身を投げてし
まったという言い伝えを詠んだものである。
玉藻は藻の美称。藻の中には新堀に生えているコアマモも入っていることだろう。
この歌が詠まれたのは、千葉県市川市を流れる真間川が江戸川へ合流するあたりで、入るとずぶずぶと沈む泥地であった。
大学時代をすごしてボートを漕いだところなので今も心に残っている。

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