四月二十九日付高知新聞。確か4ヶ月ぶりの投書で、文字枠よりも少なく書いた。
テニヲハの至らぬところの校正は編集部だけあって、さすがにうまい。
題 【足りないものから優先的に整備を】
足りないものの代表に、食料や医師の数が真っ先に浮かぶ。道路整備がなされても、安心安全ラインが崩れてはもともこもない。
少々、マンガ的に描くが「立派な高速道路を走ってきた救急車が、都会にたどり着いてから受け入れ先の病院がなくて止まってしまう」ことを想像してみるといいだろう。
生活の大事なものを考えてみるに、低い食料自給や、三十人学級すら達成できえていない教育現場、先ごろまで政府が足りていると言っていた医師や看護師の不足――、これらを優先的に解決してもらいたいものだ。私の方の病院でも探しあぐねてあきらめ顔の課題だ。
道路特定財源の今後の展開にかかわらず、巨額の税金の投入がいる道路や箱物などへの公共投資は、ふるいにかけていくべきではないか。
見直しや工事中断などの選択を自ら行い、めりはりを利かして政府に要求すべきだ。
不要不急の工事の一つとして、高知市内新堀川への架橋も、現在ある二車線への接続にとどめてはどうだろうか。新たな借金までして、果たして四車線がいるものだろうか。
【下司孝之=64歳・病院理事、高知市】