魚の棚という商店街が、かつて存在した新堀に隣接してあった。
横堀からはいった材木置き場が新堀で、あたりが材木町だ。
魚の棚にこだわるのは、戦火にあった後も、五丁目の闇市と同じような雰囲気を持ち続けていたからだ。
五丁目の闇市は数年前に消滅したが、手持ちぶさたな道路が江の口川まで延びている。名物を消し去っても得るものはない。
魚の棚は菜園場と同じく市場の名前、全国に同じ名前の地名は多い。
新堀川をはさんでの両商店街だが、新堀川に道路を通すことで商店街が活性化を図る調査はされてない様子だ。
道路の目的の一つに中心市街地の活性化があったように思うのだが、果たして商店街に買い物客の姿が多く見られるようになるだろうか。
興味深いところだ。
初出 暮らしの情報社5月号 第921話了