メンバーの家から、16ミリフィルム「最後の女たち」(上映時間約80分)がみつかり、どんな映画なのか見てみよう!ということで、4月5日(土)午後7時15分から試写会をしました。
12名ほどの参加でした。途中でフィルムの具合が悪かったらどうしよう?と思っていましたが、無事に終わりほっとしました。
サイパンの玉砕をあつかった映画なので、重い内容でしたが、こういう歴史の事実も知らない人たちが増えている現在、貴重な映画ではないでしょうか。
16ミリの上映ということで、いろいろお手伝いいただいた方、本当にありがとうございました。
「最後のおんなたち」とは・・・
1954年 創英プロ第一回作品で、篠塚吉太郎の
“サイパン最後の女達"(主婦之友所載)、“サイパン最後の記録"(東和社版)をもとに「日の果て」の八木保太郎が構成し、「ママの日記」の北村勉がシナリオを書き、「箱根風雲録」(共同監督)の楠田清が監督している。出演者は「蟹工船」の河野秋武、「日の果て」の利根はる恵、信欣三、「花と波涛」の山内明、他に芦田伸介、原泉などである。
<あらすじ>
1944年6月、米機動部隊はサイパン島に上陸を開始した。南洋製糖社員牧村は避難している妻淳子と二人の子供を求めて傷ついた身体をドンニーの洞窟へ運んだ。その時淳子の洞窟から去って行く原島軍曹の姿に、牧村は深い疑惑を覚えた。原島は抵抗する淳子をトラックの影に引きずり込んで暴力でおかしたのだ。淳子からすべてを告白された牧村は、その夜悲しみと怒りと憎しみの複雑な気持で淳子の身体を求めた。食糧狩の途中牧村は原島を見付け、軍刀で構える原島に迫るが、その時艦砲の一弾は倉庫に命中した。牧村は傷ついた原島を洞窟に運び、冷酷にも淳子に手当を命じた。
戦況は悪化、島の北端マッピー岬に追いつめられた人々は次々と死んだ。傍らに横たわる栄子の姿に慾情を感じた牧村は、栄子を抱こうとするが、その犯し難い美しさに打たれ、人間らしい気持をとり戻し、盲目になった原島にも水を呑ませてやった。
7月7日玉砕の布告が出され、婦女子は監視兵につきそわれ、マッピー岬から入水して行った。牧村の呼ぶ声に淳子は思わずかけ寄ろうとするが、監視兵に射殺された。
7月8日生き残り2、3千名の斬込隊は最後のはかない抵抗に進発した。
<スタッフ>
* 製作:下川儀太郎+若山一夫+八名正
* 原作:篠塚吉太郎
* 構成:八木保太郎
* 脚本:北村勉
* 監督:楠田清
* 撮影:仲沢半次郎/照明:若月荒夫/音楽:芥川也寸志/美術:江口準次/録音: 空閑昌敏/編集:沼崎梅子