「待宵草」(まつよいぐさ)が咲いていました。大待宵草かもしれません。
普通これを月見草と呼んでいますが、本当の月見草は白い花なんだそうです。
太宰治の『富嶽百景』にある「富士には月見草がよく似合ふ」の一節は、
確かこの「待宵草」を指しているように思います。
この花を「宵待草」と言ったのは竹久夢二さんですが、語呂が良かったのでしょうか?

月見草 蘂さやさやと 更けにけり 川端茅舎
月見草 灯より白し 蛾をさそふ 竹下しづの女
月見草 百姓泣きしを 思ひ出づ 石田波郷
月見草 客車一輌 夜の駅に 桜井博通
月見草 夕月よりも 濃くひらき 安住 敦
町中に 月見草咲き 基地近し 保坂伸秋
月見草 牛は四肢より 暮れそめて 藤田湘子
月見草 未完の家に 闇つまる 横山房子

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