ミャンマー軍事政権の僧侶や民衆への弾圧、長井さんの銃殺。沖縄では、集団自決の教科書検定に抗議する11万の県民のうねり。権力を握る側は、常に自分にとって不都合な事態や事実を隠そうとする。
今年は、60年に一度巡って来るという「御鍬祭り」の年である。伊勢神宮の山に鍬形の榊の枝が生えると豊年の吉兆だとして祭りが始まったそうだ。「御陰参り」と同様、江戸時代から60年周期で、民衆のエネルギーが爆発したのだ。どうもこの動きには、伊勢神宮の御師(おし)とよばれる布教者(案内人)が仕掛け人であるようだ。
今年は、名古屋市博物館が仕掛け人となり、大須商店街が「御鍬祭り」を執り行うようだ。庶民の生活が切り捨てられることなく、平和であるとともに地球環境の保全を願う、そんな現代の「御鍬祭り」であったら良いな などと思っている。
「大にぎわい 城下町名古屋展」の紹介の最後は、絵画・造形作品である。

田中訥言「日月図屏風」 右側の波の向こうに太陽。名古屋市博物館蔵。

田中訥言「日月図屏風」 真ん中の雲の上に半月。名古屋市博物館蔵。

山本梅逸「文豹図」。個人蔵。

山本梅逸「花卉草虫図」。名古屋市博物館蔵。

高力猿猴庵「新卑姑射文庫」 関帝の籠細工。

博物館で復元され、展示されている関帝の籠細工。

高力猿猴庵「新卑姑射文庫」獅子の籠細工。

博物館で復元され、展示されている獅子の籠細工。

山車の「雷車」が展示されている。笠寺歴史研究会蔵。戦災で焼失したものを戦後復元。現在は、南区本星崎町の祭りで使用されている。
このほかにも多くの貴重な資料が展示されている。ぜひ、博物館にお出かけください。