あくがれありく

 「名古屋なんでも情報」を「憧れ歩く」と改めた。古語では「あくがれありく」と発音する。(『源氏物語』野分の章 夕霧の場面)」
・・・何かに心をひかれ、家を出て憑かれたように彷徨う様子をいう。
 これからこのブログは、テーマを決めずにあちらこちらを彷徨い歩いてみることにしよう。
 「けふもまたこころの鉦をうち鳴しうち鳴らしつつあくがれていく」(牧水)

 

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52 伏見ミリオン座

 1983年に閉館した「名古屋ミリオン座」が、昨年の12月17日に「伏見ミリオン座」として再オープンした。3スクリーンで3作品を常時上演している。昨日、初めて「伏見ミリオン座」に行くことができた。上映作品は、監督・脚本 SABU、重松清原作の『疾走』。ゆったりとした169席の劇場内に、たった10人の観客であった。重松清の作品はだいたい読んでいるが、その中でも『疾走』は、格別に重く、異質な作品である。差別、家族崩壊、アウトローの世界に絡め取られる主人公シュウジと両親が自殺し、叔父に凌辱されるエリとの悲しい物語だ。原罪を背負った神父ややくざの鬼ケン、その情婦のアカネとの出会いの中で目覚めていくシュウジ。結局行き着く先は破局でしかなかったという悲しさ。しかし、アカネとの間に奇しくも生まれたシュウジの子供、エリと神父とその子供によってもたらされるカタルシス。一筋の救いがこの小説の重苦しい流れを救っている。

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「伏見ミリオン座」外観

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ミリオン1 169席

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『疾走』角川文庫版コピー

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シュウイチとシュウジ兄弟

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鬼ケンとアカネとシュウジ

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シュウジ役の手越祐也
投稿者:masa
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投稿者:masa
こちらこそよろしく。
伏見ミリオン座に行こうと思ったのは、“ひなの。”さんの日記に触発されたからです。ありがとうございます。最近の名城公園のバス停の広告も「えっ!」と思いました。
“ひなの。”さんのブログは毎日拝見させて頂いています。また、書き込みさせてもらいます。
投稿者:ひなの。
新年おめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

伏見ミリオン座には、プレオープンから3日間連続で通いました。
初日の日記をTBさせていただきました。

http://plaza.rakuten.co.jp/nagoyajyo
投稿者:masa
「シャンバラ」ですね。密教経典『カーラチャクラ』に出てくる理想郷。“あの世”ではなく“この世”に存在する極楽浄土といわれていますね。チベット密教はよくわかりません。
投稿者:花散里
お忙しい中、遅い時間にも関わらず有難うございます。
沖縄のおおきなお墓は、亡くなった方をお迎えするという、様式の違いを感じます。
チベットにも理想郷の思想があったように思います。(うろ覚えですが)
旧約聖書と古事記や日本書紀との国つくり(国産み)の違いを読み比べて見たい、などとずうっと思っていました。宿題になっています。
投稿者:masa
今、ワークショップの打ち合わせ会が終わり、尼ヶ坂駅のホームです。
携帯から久しぶりにコメントを書き込みします。
ニライカナイは、死者の国、先祖霊のいます場所というイメージが強いですね。
琉球の亀甲墓は、だいたい海に向かって造られていますよね。ウタキとよばれる拝所も海に向かっています。祖先の霊が、海の彼方のニライカナイにいるという信仰が根底にあるからですね。
理想郷の考え方は、中国の老荘思想、道教の影響だろうと思います。不老不死の世界をもとめ、熊野から船を出すホダラク渡海などがその典型でしょうか。
投稿者:花散里
子供のころ、『神様の戸籍調べ』(タイトルが曖昧ですが)を読んで以来、古代史好き、神様好きです。
ですが、系統立てて学んだこともなく、古事記や万葉集もお気に入りの箇所を読むだけです。
琉球のニライカナイは理想郷という概念でしょうか?
沖縄のお墓は大きくて、みんなが帰ってくる場所ということと関係しているのかしら。
masaさまに教えを請いたい、と思うこのごろです。
投稿者:masa
少名彦神社は、大正4年(1915)に京町の薬種商によって建てられた新しい神社です。
少名彦はスクナヒコとかスクナヒコナと呼ばれ、大国主命と国造りをする神でその名のとおり小さな神様です。医薬の道に通じていたという神話・伝承から、薬神として信仰されるようになります。熊野の御碕から常世の国に行ったという伝承と、淡島(粟島)で粟茎に登ったところ、その茎に弾かれて常世の国に行ったという伝承があります。
常世は死者の国というイメージと理想郷というイメージの2通りあります。琉球のニライカナイと共通の観念ですね。先祖の霊は海の彼方ニライカナイにあり、新年や盆に神となってやってくるという。
投稿者:花散里
イメージ先行がしてしまいました。鎮守の森とまでは申しませんが、何か大きな場所を想像してました。中北薬品の前も通ったのに気がつきませんでした。
神様がいらっしゃるところをお尋ねするのが好きなので
masaさまがブログでご紹介下さった神社、時々尋ねてます。明日、暖かければまた出直しましょう。
投稿者:masa
『少名彦神社』は、小さな神社なので見落としてしまうかもしれません。神社というより祠ですね。呉服町の通りと京町の通りの交差点の西側、アラクスの東側、中北薬品の北側です。ちょっと地図にも載っていないですね。
投稿者:花散里
お徳な情報、有難うございます。私のすきな言葉は
『安い・もらう・ただ』
早速会員になり、女性であることをアピールして映画を楽しみたいと思います。
『the 有頂天ホテル』私も前売り券をゲットしました。大いに笑いましょう。笑門来福です。
私も「定年ゴジラ」が好き。「トワイライト」「流星ワゴン」も。あと「小さき者へ」も若い人に読んでもらいたい一冊です。
今日は「第三師団」の塀を見に行き、ぶらぶら歩きで
『少名彦神社』を探してウロウロ。結局分かりませんでした。きちんとリサーチしなければ。と反省です。
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