前回の倒木のエビフライがニホンリスの食痕で、穴の中のがネズミのエビフライなのは推論ではあるが状況から判断してまず間違いない。
そして、この2種の形状が大きく違うことから、それがリスとネズミのエビフライ識別の決め手になると考えていた。
左上はクルマか何かに轢かれたか人に踏まれたものだろう。ネズミのとしたのは、まさに前回の写真の小さな穴にあったもの。
前回写真、倒木の下の狭い隙間にあった大きなエビフライ。奥の暗いところに穴があり、ネズミの巣ではないかと思えた。
写真のようにネズミのエビフライは鱗片を途中から齧り、鱗片の繊維が露出していて、リスのは根元からきれいに齧りとられている。
ただ、同じリスのものでも、歯形が付くものと、若干雑なつくりのがある。リスの成長の度合いで出来が違うことがあるのかもしれない。
そんな目でエビフライを探していたとき、前回写真の倒木の下のネズミの食痕から2、3メートルの地面に新しい、しかも鱗片を途中から齧ったエビフライ2、3個発見する。これが1、2メートル間隔で3箇所あった。
頭上に木の枝もないし、見晴しのよくない場所の落ち葉の中だし、これはネズミが食べたものではないかと考えた。ネズミは穴の中だけでなく巣の近くなら落ち葉にまぎれてオープンな場所で食べることがあるのだろう。またこれはフクロウ以外の天敵から発見されずらい夜の間の作業ではないかとも思った。
そして、鱗片を途中から齧りとったエビフライはネズミのものとし始めてたとき、リスがエビフライを食べる現場に遭遇した。
そのリスが食事した枝の下へ行ってみたら、たくさんエビフライが落ちていて、鱗片を根元から齧られているものももちろん多かったのだが、ネズミのとした途中から齧られているものもたくさんあったのだ(下の写真)。
これでまた判らなくなってしまったのである。
ネズミが同じ場所で食べたのだろうか? それともリスも鱗片を途中から齧ることがあるのか。
リスが枝で食べているのはきれいなリスのエビフライより少し膨らんているようにも見えるが、鱗片の残骸はなく白い歯形もあり、根元から齧っているのが判る。
(つづく)

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