ラッキーくんを病院に預けて、仮母と介護支援課のUさんは病院を後にしました。
Uさんの綺麗なお洋服が血で汚れてしまっていたので、このまま電車で・・・というのもあんまりなので、お家の近くまでお送りしてお別れをしました。
Uさん、そして介護支援課の方々、ラッキーくんを見つけて下さって有難うございました。
バトンはしっかり受け取りました。
仮母の仕事は最終ランナーである里親さまに、このバトンを手渡すことですね。
さあ頑張らなくっちゃ!
家に帰ってから前後不覚で眠ってしまったのですが、何と提携病院の院長先生がその夜のうちに手術をして下さったそうで、その旨留守電が入っていました。
院長先生、病院の皆さま、夜遅くまで本当に有難うございました。
そんなこんなで次の日、手術が終わったラッキーくんに面会に行って来ました。
包帯の下から痛々しい皮膚が覗いています。
でも思いのほか元気そうで安心しました。
これでもう大丈夫ですね〜?と言いたいところですが、更なる試練が待ち受けていたのです。
実はラッキーくんを引き取りに行った時すでに気が付いていたのですが、右の前足が歪んでいたんですよね。
目視出来るほどに外側に曲がっているんです。
仮母が「この子のこの前足どうしたんですか?」とお年寄りに聞いたところ、元の飼い主が叩いたとか何とか言っていました。
この子が馬鹿で全然言う事を聞かないからだそうです。
その言葉を聞きながら仮母は心の中で『犬が馬鹿なのは飼い主が馬鹿だから・・・』とつぶやきました。
確かに色々な犬を預かっていると、時々とんでもない物覚えの悪い子とかは居ますよ。
この子、家庭生活に向いていないわぁ〜と思う子も居ますよ。
でも、それはそれなりに躾を入れていけば、ある程度まで引っ張りあげることは可能なんです。
うわ〜どうしようもないわ〜と思っても、そのうち段々いい子になって来るんです。
ましてやラッキーくんはまだ仔犬で、生後5〜6ヶ月なんですよ?
元気が有り余って当たり前、何も出来なくて当たり前!
馬鹿だ、馬鹿だ言う前にやることがあったはず。
まあでも生後2〜3ヶ月の時の首輪をそのまま付けっ放しにするレベルの人に、何をか言わんやですよね?(苦笑。。。
そして実際に右前足のレントゲンを見せて頂きましたが、手根骨という部分が、ものの見事に外側に折れ曲がっていました。
手根骨って「オテ」をしてくれた時に、くにゃんと曲がるあの可愛らしい部分です。
頬ずりしたくなるほど愛しい部分です。
この部分はまあ覚悟はしていたんですけど、先生が「それから、後ろの脚の・・・」とおっしゃった時、『えっ!前脚だけじゃなかったのっ!?』と物凄く驚きました。
レントゲンを見せて頂くと、確かに後ろ脚の膝蓋骨の部分が潰れてしまっていました。
向かって左側の膝蓋骨の部分と比べて、画像が汚く見えませんか?
骨が砕けてぐちゃぐちゃになっているからなんです。
先生曰く、「相当強い力で蹴ったかなにかしないとここまでにはならない」くらいのレベルだそうです。
思いっきり蹴った?
何か棒のような物で思いっきり殴った?
何だかもう・・・怒りがフツフツと沸いて来ますね・・・
同じ目に遭わないと痛みが分らないんでしょうかね?
首が千切れる程小さな首輪をはめられて、前脚と後脚を骨折させられて、そのまま放置されて・・・
自分が同じ目に遭わされたら、大声張り上げて泣くんでしょうに・・・
でもそんな酷い目に遭わされても・・・
それでもラッキーくんは人間が大好きで、仮母のことを覚えていてくれてパタパタとシッポを振ってくれました。
天真爛漫な根っから性格のいい子です。
ラッキーくん、変な飼い主に貰われてとんでもない目に遭ったけど、あなたならきっと可愛がられて幸せになれるわよ。
だから頑張ろうね!
ラッキーくん花丸な性格だから
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