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    <title>機動歩兵百式</title>
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    <description>機動歩兵百式</description>
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    <title>閉じた函</title>
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    <description>9歳の誕生日を迎えて次の日。私は人を殺した。
それは日も傾きかけた頃、夕日が差し込むキッチン付きの大きな部屋での出来事だった。

部屋の真ん中に突っ立っている私の周りに幾人かの男女がてんでな位置と向きで倒れていた。

一人の背広の男の人は、キッチンのステンレスの流しの縁にすがりつくようにして、まるで疲労困憊で息のたえだえ蛇口の水にすがり付こうという風情だったが、彼には、伸ばす口も、だいたいそれのついているはずの首もなかった。反対側の壁に叩きつけられ、頭骨が砕けて飛び散ったおびただしい血と脳漿がちょ...</description>
    <dc:date>2008-01-04T18:48:41+09:00</dc:date>
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    <title>先制</title>
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    <description>淡く彩色された大小の泡。
それが尽きずに生まれ、舞い、そしていずこかへ消えていく。
『やっぱり退屈。』
ミヅクの遺族中もっとも好奇心と貪欲さをもつ情報思念体は、仮想現実ながらもため息をついた。
今イメージングしている自が姿は、このところ比較的気に入っている、12歳前後の少女の姿。セミロングの髪が柔らかにたなびいている。

『にいさま、あんなこと言ってたけど、やっぱり、病院で半脳死の人の意識とかじゃ少し物足りないのよね。』

情報思念体は一定の周期で人の思念や、その他の情報を取り込まないと生存できない。...</description>
    <dc:date>2007-12-02T09:19:09+09:00</dc:date>
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    <title>道化たち</title>
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    <description>「で、そんなこと言いにわざわざオレを連れ出したのか。」
９月とはいえ、まだ残暑も残るというのに、黒のコートを着た男が陰気そうにつぶやいた。
「あ、それはないっしょ。もう特A級のウルトラネタっすよ。こういうのばらすってのは、やっぱりしかるべきシチュっていうかあ、いるじゃないすか。ドド、って衝撃を反響させる舞台っつうか、ドルビーサウンドっつうか。」
言いながら、相手のクリクリ毛の白人女は容器から中華ヌードルをゾゾっと音高らかにすすり上げた。
「あいつら黒曜石と呼ばれてるのか。」
「いや、それが〜、リー...</description>
    <dc:date>2007-11-27T09:07:27+09:00</dc:date>
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    <title>黒曜石</title>
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    <description>通常の編成に黒海沿岸オデッサからの５両を新たに加えたその列車は、通常とほぼ同じ旅程、時間でシベリア鉄道終点にあたるウラジオストック中央駅に到着した。

ただ、戦車大隊を搬送する際にも使われる、大馬力のディーゼル機関車の重連をもう１編成くわえたその列車の姿の異様さは、さすがに馴れた者の眼でも瞠目させずにおかなかった。

そんな新奇な５両の最後尾にあたる瀟洒な作りの客車から降り立った人物に、アレフ＝フェドロフは最敬礼をもって挨拶としたものである。

「お出迎えありがとうございます、アレフ＝パブロビッチ...</description>
    <dc:date>2007-11-26T23:35:59+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://white.ap.teacup.com/type2/27.html">
    <title>Gun ｓlinger〓</title>
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    <description>イヅナが去ったことを感じながら、ミズクは今度はもう一丁の拳銃を取り上げた。
こちらのほうはもうすでに手入れは済んでいたが、再度念のためスライドを引き、動作を見た。
米軍正式にもなっているベレッタM-92Fはしっくり手にも馴染んだ。

２丁とも格納場所に放り込むと、今度は木刀や竹刀などを持ち運ぶのに使うキャリングバックを持ち出す。

開けて出てきたのは、黒い金属とウォルナットのくすんだ色のストックで出来ているライフルだった。

海外ではアリサカと称される、38式。彼女の手にあるのは、長さ1ｍに押さえられた騎兵...</description>
    <dc:date>2007-08-25T16:12:26+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://white.ap.teacup.com/type2/26.html">
    <title>Gun slinger</title>
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    <description>奇遇と言うべきか、鉤手ミズクもあのときのことを思い出していた。
人を傷つけ、殺すのは大変？だが、自分はそれが言葉とは裏腹に恐ろしく簡単なことも知っている。

素手でさえ、相手の間合いに入り込めれば、頚動脈を押し込む指２本があればいい。
５秒で意識混濁が始まり、１０秒で四肢末端の麻痺、３０秒で痙攣が起こり、３分もそのままできれば相手はほとんど動くことが不可能になる。止めはそこから落ち着いて刺す。

彼女はそんなことを頭に描きながら、目を瞑って無意識のうちにてきぱきと手を動かしていた。

新聞紙の上に広...</description>
    <dc:date>2007-08-22T11:45:24+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://white.ap.teacup.com/type2/25.html">
    <title>九尾(4)</title>
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    <description>「前より少し背が伸びたかな?」
カガリがからかい半分の口調で言った。

「肉体を得たおかげで、有限になった寿命をあんましからかわないでくれよ。」

カヅキは、「みずく」がなぜ将門に付いていったのか、常に考えてきたが、わからなかった。どうやら人の肉体に近づいたり憑依したりすれば、人の本当の意識や魂がわかるのではないか、そんなふうに思い至ったとき、情報思念体としては初の受肉化を決心した。
ある卵細胞の遺伝情報に完全に埋没することによって、成功したこの受肉化は、しかし、彼に人間としての肉体寿命と言うハンデ...</description>
    <dc:date>2007-08-22T10:19:50+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://white.ap.teacup.com/type2/23.html">
    <title>九尾（３）</title>
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    <description>「長兄。こうやって会うのは久しぶりです。」
「ああ、いつも学校じゃミズクといいしょだからな、イヅナ。」
「カガリは？」
幼女と言ってよい声音がしかし、しっとりとした艶かしい口調で答えた。
「もうだいぶ前からここにいるわよ。にいさま。」


かつてこの国の情報思念体の頂点を極めた存在。それは「みずく」と呼ばれていた。
今から１千年近く前、「みずく」はこの国の中心、京都の御所に仕える女官の一人に憑依した。彼女は天性の美貌と憑依した「みずく」の意識もあって、たちまち宮廷の中で持て囃され、やがて時の上皇のお...</description>
    <dc:date>2007-08-21T22:49:58+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://white.ap.teacup.com/type2/22.html">
    <title>九尾（２）</title>
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    <description>三輪田一家の住むマンションを１００ｍほど下ったところに、緑と赤のサインのまぶしいコンビニの店先が見えていた。
夏休み終盤の夜ともなると、少し昼間の熱気もおさまり、まだまだ暑いという文句も聞えそうだが、徐々にこうやって歩いていても苦痛は少なくなっていた。

三輪田カヅキはサンダルをつっかけ、坂を下りながら思った。

「姉」久美のおしゃべりの内容はとうにすべて承知していたし、姉の知らない情報も、カヅキは知っていた。あの晩山谷教諭のもとを訪れたのが、切れ長の目をした美少女だということを、カッターの刃先を...</description>
    <dc:date>2007-08-21T22:28:22+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://white.ap.teacup.com/type2/21.html">
    <title>九尾（１）</title>
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    <description>「でね、それからミズクはイワヲと仲良しになったんだよね。」

いや、お姉ちゃん、話し飛ばしすぎっつうか、わけわからんから。

「だからあ、イワヲって目のせいとか、性格とかで損ばっかで、いじめにあってたじゃん。それをね、なんか、ええと、まあいいや、ミズクちゃんが来てから、とにかくいじめる奴とかちょっかい出す奴とか傍に近寄らせない、つうようになって。ほら、白い馬に乗った兜の人？」

ああ、白馬の騎士ね。ミズクさんかっこいいもんね。

「でもね、やっぱ、おかしいって言う人いるんだよ。騎士って皇子様というか...</description>
    <dc:date>2007-08-21T22:13:40+09:00</dc:date>
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