先週の金曜日血液の研究会に行って来ました。
以前にも軽く触れましたが→
ココ
慢性骨髄性白血病(CML)の治療薬
「グリベック」(一般名:イマチニブ)
を使った治療についての検討会で
広島の許先生という方の公演を聞いてきました。
筆者はまだ医療現場で実際に治療を行ったことはありませんが、
今回の公演はとても勉強になりました。
グリベックが使用されるようになったのはごく最近のことで、
短期の治療成績に関しての報告は出ていますが、
長期間の治療の詳しい成績や
薬が効かない症例など、
問題はまだ多く残っているそうです。
今回公演された許先生は面白い方でした。
学会などで公演される先生は研究中心の方が多くて
教科書的な内容の話しか聞けないそうです。
(筆者は学会に参加した経験がないので聞いた話しです)
ですが、許先生は医療現場の叩き上げって感じの人で、
公演の内容の中にも治療の第一線ならではのエピソードを交えて
聞いていて飽きないすばらしい話でした。
印象的だったのは他から紹介された患者さんの話。
元の病院の治療が不適切で、
紹介された時には手の施しようがない状態の患者さんがいるそうです。
「もっと早くうち(の病院)に来ていれば助かったのに」
という先生の言葉がとても重く感じられました。
今の医療は日進月歩です。
特に、血液の分野は新しい治療薬がどんどん開発されています。
それにあわせて医師も常に勉強していないと
助けられる患者を助けられなくなってしいます。
改めて大変な職業だと思いました。
もう一つ印象に残った話があります。
それはグリベックがまだあまり使われていない頃、
許先生は積極的に治療に取り入れたらしいのですが、
前例があまりないため、
どの程度薬を使用していいか分からなかったそうです。
一応、研究結果から薬の標準的な使用量は決められていますが、
実際の治療の現場になると話は違います。
副作用で白血球数や血小板数が減ったりするため、
それらの値が一定数を下回ったら薬の投与を中止しなくてはなりません。
が、中止すると病気は進行してしまいます。
「どこで中止すべきか」
という線引きにとても苦労されたそうです。
人の命に関わる問題なので、
慎重にならざるを得ませんからね…
今では許先生は長年の経験から独自の治療理論を確立し、
それにそったどちらかというと
「非教科書的」
な治療をなさっているそうです。
先生の治療法は筆者の大学の先生方にもとても参考になったそうです。
やっぱり経験ってすごいなぁ…
としみじみ思いました。
研究会が終わった後は美味しい食事とお酒をご馳走になりました(^^)
一本「ん万円」のワインなんて今の筆者にはとても手がでません…
そこまで酒の味も分かりませんしね(^^;
余談ですが…
このブログのアクセス解析を見てみると
検索ワードのトップがダントツで
「エイズ」
です(^^;
まぁ確かに
以前ちょっと書いたことあるんですが…
なんとなく微妙な気分な筆者でした・

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