2018/6/14

ゆーじろー式ミュージックライフ  

勇次郎は、楽器はできないし、ひっきりなしに音楽をかけ聴いているタイプでもない。

しかし、太古のひとのような
音楽とのたわむれかたをする。


勇次郎は、うたをよくうたう。
正直、やつのうたは、それほどうまくはない。
むしろ積極カカンに音程をハズす。
しかし、うたう。やつは、とにかくうたう。
うたいまくる。
そして選曲はシブい。


平成14年うまれの勇次郎。最新のヒットナンバーなど目もくれず、
じしんの生まれ落ちる10年ほどまえの、歌謡曲などを好んでうたう。
ルーツは、妻の所持する数少ないアルバムであるようだ。



起床する。
あさいち日課の便所へのミチすがら、2階から下のローカへ降臨すると同時に平井堅がやつに舞いおりる。
「瞳を閉じて」などの大ヒットナンバーを、文字どおり、起きぬけのはれぼったいまぶたを閉じて、熱唱する。

それはうるさい。
ゴールキーパーのやつは地声がまずデカイ。そして必要以上にソウルフルである。
なぜ寝おきにこのテンションなのかは、ホンニン以外わからない。


そしてさらに、小技のおおい勇次郎は、
ボイスパーカッションという、やかましい武器をもつ。
あるとき出会ったボイパに、いたくキョーミをそそられた勇次郎は、動画サイトで、独自のケンキュー、ケンサンをつみかさね、ベンキョーにはけっして生かされたことのない集中力でもって、ちょっとしたニンゲン打楽器オトコとしてのテクニックを習得してしまったのだ。


これもうるさい。もはや寝てはいられない。

あさメシとハミガキ以外、ひっきりなしにドンチキドンチキボカスカボカスカドンチキボカスカドンチキボカスカやっている。

なんの曲かは、はたしてわからない。


トドメに口笛をふく。
ピーピーピーピー
ピーピーピーピーふく。
久保田利伸などをふく。

歯笛もやる。
ピューピューピューピュー
ピューピューピューピューやる。
B'zだってふいてしまう。

ノリノリとなれば指笛もででくる。


決定的にうるさすぎる。


その合間に、ミホコとのあさのバトルのため、声をあらげる。


うたい刻み、そしてさけぶ。


毎朝、こうしたノーミュージックノーライフを体現し、
そして、そのまま「行って来まあす!」との、デカイ声をのこし、母に課されたゴミ出しの袋をかかえて、登校するのだ。


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