2012/3/24

『夢』  

おいらの弟子のある日の日記(ブログ)より。

『今日は酒も呑まずに帰宅。洗濯して風呂入って紅茶片手に黒澤明の「夢」という作品を観た。
この作品は黒澤明自身が見た夢を元に作られた、全八話からなるオムニバス形式の映画。
その中にゴッホの絵の中に入り込んでしまう男の話があり(ゴッホ役はマーティン・スコセッシ)それが観たかっただけなのだけど(それ以外の予備知識ゼロ)一話目から猛烈に美しく幻想的な世界が広がり、一気に入り込んでしまった。
そして映画は進み、後半部分。世界の黒沢が驚くほどに『超直球 原発批判』しててゾクッとした。第六話の「赤富士」なんて、原子力発電所が爆発して富士山大噴火(順番は逆なのかも?)
逃げ惑う群集。泣き崩れる幼い子供を連れた母。追い詰められて自殺する人々。
自然の脅威や放射能を前にした時の人間の無力を徹底的に描いてて、心臓ワシ掴みにされた気分でしたわ……。なんつーか、結局20年以上前から分かってた事なんだよね。
黒澤明だって、清志郎だってずっと発信してた。それにも関わらず、キャッチ出来てなかった自分が情けないや。もっとアンテナ張らなきゃいかんぜ。』

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社会派を気取るつもりなど、更々無いのだが、、
3.11のあの出来事があって原発の脅威にさらされた今、何だか、奴がこのブログで書いてる事が気になって、1990年に公開されたこの映画をもう一度観てみた。

実はこの作品がビデオ化された頃に一度、この映画を観ているのにもかかわらず、
その時のおいらはどーゆうテンションだったのか、
第二話の「桃畑」に出て来る、幻想的なひな祭りの映像ぐらいしか覚えて無かったな。
あの時は「ようわからん映画やなぁ。。」くらいの印象だった。


この映画は全8話からなる話なんですが、それぞれ毎回、
「こんな夢をみた。。」というテロップから始まる。

第一話.「日照り雨」
見てはいけないもの=狐の嫁入りを見てしまった子供の話。

第二話.「桃畑」
桃の節句の雛祭り。かつて桃畑だった場所の桃の木々が切られてしまったコトを嘆く雛人形達。

第三話.「雪あらし」
雪山で遭難した3人の男の話。

第四話.「トンネル」
戦争が終わり、生き残ってしまった一人の軍曹の前に、全滅した部隊の兵達が自分達が死んだ事に気付かず現れる。

第五話.「鴉」
ゴッホの絵の中に入り込んでしまった男の話。

第六話.「赤富士」
富士山が大噴火し、原発が爆発。セシウム、ストロンチウム、ベクレル等、今ニュースで言われている言葉が。。

第七話.「鬼哭」
核汚染で世界は荒野と化し、タンポポは巨大化。人間には角が生え、鬼になってしまう。

第八話.「水車のある村」
文明の利器を捨て、電気も使わず、自然に沿った生き方をしてる村で初恋の人の葬式を
良い人生を送ったこととして喜び祝う老人の話。


今思えば、後半の第6話以降の作品はまさに、

「赤富士」3.11あの日の出来事。
「鬼哭」これから危惧される事態。
「水車のある村」人間としての原点回帰、今後の人類の在り方を描いていると思ってしまった。


黒澤明監督は20年以上も前から、この映画で原発の脅威に警鐘を鳴らしていたんやね。
ネットで調べてみると、黒澤明はこの映画で今を予言してるみたいな事を書いてる人もいたり。

この作品に出てる寺尾聡さんは今、どう思ってるんだろう、、とか思ってしまった。。

そして今は亡き黒澤明監督や、「鬼哭」で、かつては人間だった「鬼」を演ずる、故いかりや長介さんや、「水車のある村」で名前のない村に住む 故 笠智衆さんは今、、2011年に起きたこの事態をなんて思ってるのかな。。

考えさせられる映画なので、時間があれば是非観てみて下さい。


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「赤富士」

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「鬼哭」
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タグ: 黒澤明 

2012/3/21

バタフライ・エフェクト。  

おいらは昔からずっと、この世に許された「時間」という概念に興味があって仕方がない。
あの時、こうしてたら今はどうなってたんだろう、、とか、
あの出来事が無けりゃ、今頃自分はここには居ない、、とか、
人生のターニングポイントというものについてずっと考え続けている。

「バタフライ・エフェクト」という映画は、まさにそんなテーマを見せつけてくれる映画。
心理学用語かなんかで、時間の流れが変わる瞬間を例えて、
「蝶が飛び立つ瞬間」のなんちゃらかんちゃら(忘れた)という意味らしい。。

ところで、『ALWAYS〜三丁目の夕日’64』是非とも観たい。
おいらが生まれた『1964年(昭和39年)』。その年が舞台になっている。
主演の堤真一さんや薬師丸ひろ子さんは、まさに64年生まれだそうで。

平成になってもう24年くらい経つが、おいらの生まれた昭和っていいね。´з`
ケータイもネットも無かったけど、あの時代の空気感や歌や生き方がなんだか懐かしく、
今となってはある意味、、清く正しい気さえする。


先日、京都に住む姪(二人姉妹の下の子で21歳)が上京しウチに来て3日ほど泊まって行った。
東京の街をちゃんと見てみたいというので、街を案内しちゃる!
という事で、青山や渋谷界隈を二人で歩いた。

原宿には、20代の頃に当時所属してたビクターレコード(原宿ピアザビル。今は表参道に移転)があり、
バブルの頃によくビリヤードをしたバーなんかを思い出したが、今や街の様子もすっかり変わってしまっていた。

その流れで、ひょんな事から、、
今から28年前に上京したてのおいらが住んでた池袋のボロアパートを二人で見に行く事に。。
うーん。おいらがココに住んでた時は、うちの姉も結婚したばかりで、この子どころか上の子もまだ、
この世に存在すらしてないワケで。
まさか、あれから28年後の2012年に、姉が生んだ2人目の娘とこのアパートを訪れるなんて想像もしなかった。


時間とは不思議なものだ。

実家から送ってきた、まだ姪が小さかった頃の懐かしい写真を二人で見てたときのこと。
「おじちゃんの子供の頃の写真でも見るか?」
「おまえが物心ついた時、おじちゃんはすでに大人でたまに会う東京のおじちゃんだったろうが、、
そんなおじちゃんにも子供の時はあったんよ!」

頼まれてもないのに、おいらの小さい頃の写真まで引っぱり出したら、、姪が言うのだ。
「分かってて一応聞くけど、、この頃って世の中にはちゃんと色があったんやね?」

当たり前やんけ!

それは白黒の写真なのだが、世の中にはちゃんと色が付いてて、葉っぱは緑だし、皮膚の色は肌色。

平成生まれのこの子にとっては、素朴な疑問なのか〜と思ったりして。

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2012/3/11

生きてるだけで有難いよ。  

今日は「ひき肉とトマトのチーズ蒸し」というのを作りました。
これは簡単、超美味かった!

今日であの震災から一年が経ちます。
テレビで、3.11の日に自衛隊がまわしてた未公開の映像を見て、涙が止まらなかった。
去年の今頃は、ここ東京でも何度も余震が続いて不安だったけど、
こうやって今、ビールなんぞ飲んで好きなビートルズをかけながら、
料理作って食べる事も、有り難く思わないと。


今日は黙祷と、日々への感謝をもって生活します。

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2012/3/2

IKEAで迷子。  音楽

先日、IKEAに行って来ました。(初 IKEA!)
埼玉県の新三郷のIKEAやったんすけど、、あそこ、すごいね。迷路やな。
結局、その日は買い物をしなかったので、一階のレジを通らないで
(なんか分からんが、買い物してない人はレジを通れない気がして)
もと来た入り口に戻ろうとしたら!

迷子になってしもた。(子ではないが!)

さんざん彷徨ったあげく(今どこに居るのかわからず、何度も同じとこに出る)
マジで一時間ぐらいかかって、しかも清掃員のおじさんに誘導されて、
やっとの事、あそこから出る事ができました。

こわいわ。。IKEA、、

しかもあそこのシステムって、、
上の階で欲しい商品の品番を自分で控え、下の階にある巨大な倉庫から脚立を使って、
自分でレジまで運ばなきゃいけないという、実に不親切なもの。(その分、安いんやね)
おまけに、IKEAの商品は直接お店に行かないとダメで、ネットでは買えないと聞いて、
おいらアナログレコードのラックが欲しかったんですが、ネットで調べると、、

買えるやん〜!

代行業者がIKEAに行って買って送ってくれるという便利なシステムを発見。

今日、届きました。
やっぱ、アナログ盤、いいねぇ。(あ、IKEAの話は終わりです。)
久々に、超名盤!吉田美奈子の「フラッパー」聴き倒しました。
吉田美奈子さんは、実はおいらがバンドでデビューした時の、最初のプロデューサーです。

あの名曲「夢であえたら」も、B面の1曲目に入ってます。
この、A面 B面っていうのがやっぱりいいね。

何度も言いますが、超名盤です。
特に、まだ空気が冷たい春先に聴くとバッチシ!


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