
橦木倶楽部(橦木館)で地域の山吹学区体育協会の反省会兼慰労会があった。
石町にある大和屋さんから仕出を頼み、46人もの方々が集まった。
これまでは、橦木館が好きで、集まってきた人の企画や会合が主であったが、この建物が建つ地域の方々に普通に使っていただけたことは、この館にとっての一歩前進だと思う。洋館では平川さんのインスタレーション、奥の間では東区まちそだての会が開かれていて、休日ということもあって見学者も多い。さまざまな重なり合いがこの空間を豊かにしている。体育協会の慰労会としてもコンクリートで作られた施設よりこういった場所での会のほうが参加者が増す。文化財として「保存」するより、営みとしての「橦木館」を残していく全国的にも新しい切り口の保存手法がここに発生する予感。

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