展覧会で疲労困憊の体と精神を、建築の設計という実務で癒しているようだ。
クライントのことを思い、時間や空間と向き合い、鉛筆でスケッチをする。
これは、なぜか疲れない。打ち合わせを重ねてきたクライントの思いや距離感や流れ、
傾向のようなものを、一気に頭(体?)に投げ込んで、ひとつの総体として鉛筆を走らせて組み立てていく。言葉で整理して並べる1問1答ではなかなか深まらない。
集中すると実際に何時間もぶっ通しでやっている。
できた!と叫ぶ。疲れていない。爽快な気分だ。スタディ用の模型を
自分できりながら、ボリュームをさぐりさぐり、スケッチを直していく。
模型とスケッチはほぼ同時に完成する。
今日のプレゼンは初心に帰って、手書きのスケッチでやってみた。
気持ちの温度が伝わる。
クライアントと同じ空気、時間を共有できる。
特に、クリエイターのクライアントとはそういったシンクロが発生しやすい。
「忙しい」とは「心」を「亡」くすこと。と誰かに教えられた。
「忙中緩有」は師匠 東孝光氏がよく言っていた。身に沁みるようになってきた。
・建築を作ること・教えること・展覧会をすること・
この3つはどれが欠けても建築家ではないと自分では考えています。
このトライアングルの中から、次のシーンが見えてきます。
これからも、どうぞ、よろしく。
今日、大学のシラバス入力の最終締め切りで滑り込み間に合った。
そして、教え子のオープンデスクが本日修了した。
そして4月になれば、また大学が始まる。新しい1年生を迎える。

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