21日から25日まで、名古屋栄のNHK2階プラザで、
「子どもが描く50年後」という絵画展が開かれ、100点が飾られている。
「五十年後の移動システム」とか、「動く歩道」と題して、
宇宙空間に人が生活する絵画や、
「五十年後の名古屋」と題して、環境の悪化で人は海中に住むという
絵画を描く女児がいれば、緑あふれる都市の中に人とロボット宇宙人で
にぎやかな情景を描いている男児もいる。(中日新聞3月22日朝刊より)
ということで、たぶんこの、楽観的な絵を描いたのはうちの長男です。
CBC賞を取ったらしく日曜日に表彰式だそうな。オヤバカでした。
大人の世界が子どもの絵には色濃く反映すると思う。
さまざまな、危機的状況をどう乗り切っていくのか、という前提条件が
子どもたちの絵の中にはまずある。それはのりこえられるのか、
どう乗り越えるのか、その向こうにどんな光景を望んでいるのか、
それぞれの思いが見られる。そして、SFチックな技術によって
克服していく一方で、人間を描いたうえで、人間が生きているフィールド
を表現している。
上昇志向や技術偏重とは違う、ある意味呑気な「人間の空間」を
表現しているのではないかと読めなくもない。


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