
MMT HAUSの現場琺瑯のバスタブが搬入。ミーレも搬入。階段に使うブビンガも搬入。
だんだん現場が完成に向かっている。内部のボードもほぼ張れて来て来週には仕上げに入る。少々、工程は遅れ気味だが挽回できる範囲?!
お子さんの勉強机が決まったとのこと。すこしずつ、空間ができてくるにしたがって
生活のリアリティが増す。そうすると家具の話にも花が咲く。
階段のブビンガの材が3Mほどまだ残っているという話を聞き、
でっかいダイニングテーブルを作りたくなる。硬い木だからできるシャープなものが期待できる。
その足で急ぎ市民ギャラリー栄に向かい、愛知淑徳大学の卒業設計展に顔を出す。
ちゃっかり、自分の展覧会のDMもそこに置かせてもらう。
1,2点気に入った作品有り。
その後、橦木館に寄り、床の不具合を直すための下見を工務店さんとする。
午後は、ISG HAUSの1年検査。といっても、1年半が過ぎてしまったが・・・。

お庭がなじんできている。ターシャの庭を意識した雑草を中心とした庭。
外壁の汚れも少なく、きわめて良好な状態。
とっても上手に住んでいただいていて、表彰状あげないといけない気がするくらい。
お子さんものびのびと空間を泳ぎまわっている。
家具の配置も試行錯誤の結果、しっくりと来ている。
この家に来ると、ほんとうに心安らぎ、同時に高揚する。
自分でもやはり重要な作品であることは間違いない。
家具作家のクライアントのすまい手としてのセンスも大好きだ。
こういう出会いは、建築をしていて本当によかったと思うひとときだ。
このよさは来て見ないとわからないし、時間がたつほど良くなるタイプの家でもある。
形態的に流動的できをたらったように見えるかもしれないが、
本質的な部分はその裏に染み込ませてある。
実に落ち着き、快適でなによりも精神的にクリエイティブになれる。
これらは相反するものだと誤解している人がいるが、
これらは両立するものでしなければならないもの。
そして、なによりも、ぼくのクライアントだけがわかっていてくれるから
それだけでぼくは幸せなのだ。

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