3/25-26
奉納温泉〜堂津岳〜乙見山峠〜小谷温泉
昨年に行った、一不動〜乙妻〜堂津岳〜奥西山をつなげる縦走。
奉納からの林道はデブリよりも、土砂の崩落が多くて、何度かスキーを脱ぐ。堂津の西尾根に取り付くけど、所々傾斜が急で、しばしばスキーを担ぐ。新兵器のディナフィットFR10.0+TLTで来たけど、金具の付け外しが面倒で、皆より少し遅れる。スキーを担ぐ場合は素晴らしく軽い。スキーアイゼンも持ってきたけど、付ければじゃまになり、外せば必要になり、何やっとんじゃ〜状態で疲れる。さらにみんなより遅れる。
あたりのブナやミズナラは巨木でいいキノコがでそうだ。
寝不足、久しぶりの重荷。晴天で気温も高く、急登が続き苦しい。頂上直下のツボ足登高ではヘロヘロ状態に陥った。堂津山頂付近で幕。
堂津岳からは大渚山の先日滑った大草連の広い斜面が見える。
そうか。ああなってたんだ。
よく見ればその上部にはもっといい斜面が・・・。頂上の西直下から滑り始めればもっといいのだろう。
東は一昨年滑った乙妻山北面の東大門沢と地蔵山北面がよく見えた。いつかもう一度滑ってみたい。ニグロ川と濁川の分水嶺あたりにベースキャンプであちこちとらんなばうとするのも楽しいだろう。
日が長いテント端は無風であたたかいスカイレストラン。ビールを分け合って飲めば、北には日本海。ソーダ水の中を貨物船が通り、海の向こうには能登半島が見える。
コゴドンとみーさんの酔っぱらい談義ってゆーか、食べ物の恨みごとと、その言い訳を聞きながらウイスキーと疲労に沈没。
夜は風が吹いたが、朝になればやんだ。昨年見たようにニグロ西俣へはいい感じの斜面が標高差200mぐらいで広がる。何処でも快適に滑ることができる。柳原岳までは結構広い稜線で、山頂は西側を巻く。1710mピークから曲師谷を滑る。地図上で考えたより滑りやすく、障害物は何もない。松尾山直下まで締まったアイスバーンをすすいすいすいして、200m登り返す。
乙見山峠南の1654は岩峰で、ザック&スキー板ピストンしたりで時間食い、12時すぎに乙見山峠に到着。ここは塩の道?古い石仏がある。
松尾川本流に出るまでの沢は、思わぬプレゼント。すごい、こんなのあったんだ。広く快適、キモチイイ。この谷、滑った人いないだろうな。す〜いす〜いと滑って、ブラインドだった3mのクレパスクリフで大ジャンプして落っこちた。あぶねえ、あぶねぇ。
だらだら林道を滑って、ヘロヘロのヘロヘロになって小谷温泉に到着。けっこう充実の二日間のツアー。とってもグーなメンバーに感謝感謝。
(頭の中をリフレインしていた曲:「海を見ていた午後」 Hi Fi Set、日テレ「女王の教室」で学芸会のダンスに使われたくらっしくな曲。)
