・前の日までの降水で裾花本谷は5割増の水量。去年9月の増水で渓相が少し変わっている。減水時より2ランクぐらい難易度アップかしら。
・ゴルジュ最峡部の瀬尻は土砂に埋まり少し浅くなっているため泳ぎが少なくなるが、水量水圧がすごい。落口は石が挟まり流れが変わっている。きわどいステミングでウボが突破する。
・セカンド以降のロープの位置が悪く、ロープに頼れるように中間支点をセットし直した。古い残地ハーケンにスリングが通らず、キーホルダー用の100円カラビナを使ってしまった。
・プルージックは落ちたときに水流から脱出不可能になるので、ロープに掴まりながら自力で突破するように指示する。
・地獄沢出合の滝は地獄沢の滝飛沫が大きくかぶりすごいことになっていた。一瞬ひるむ。バンドに取り付く這い上がりが泡立ちの水流グルグルでムズかったが、逆流エディに入り込んで前進用にエイリアン赤黄を突っ込んで強引に乗った。
・バンドもヌルヌルのヌルッヌル。ウボが行こうとしたがダメで、僕が行った。エイリアン緑青が大活躍。
・アブミの滝は2番目の残地ハーケン(二つめのアブミをかけるとこ)がとんでいてドーするか悩んだけど、ココでもエイリアン緑青がうまくキマッタ。
・いつもなら二つめのエイダー最上段からはさらに上のクラックに前進用のキャメ#1か#0.5をつっこんでA0に頼るが、腹あたりのフリクションを使いながらフリーで踏ん張った。てゆーか、キャメロット1#が決まらなかった。フリーに移るところがやっぱりおっかない。
・寒くて指の感覚がなくなったけど、HDで練習したクリングやムーブが役だったような気がする。
・水量が多くて難易度が一級アップした下部ゴルジュに関しては、みんなを強引に引っ張り上げたって感じだったけど、トップで登ったアドレナリンの放出はとってもきもちいかった。
・上部のゴルジュ通過は問題なし。
・一不動への登りはコンパスとニラメッコでうまいこといった。
リーダーはMyama君だったけど、遡行中は仕切ってしまってすまんすまん。ウボ君の突破力は山岳部OBらしく頼もしいモノがある。食料担当のムラさんは、R&Bになかったような心配りや発想が感じられ、とても参考になる。初見の女子二人にはおっかない思いをさせたみたいだが、経験値は大きく上がっただろう。
Myama君の写真とレポ