無尽のお金が満期になり、南国の島へ行く。
シンガポール〜マレーシア・ランカウイ
ネパールとは違い、一般の人の豊かさが感じられる。
ご一緒したセンセイ方はゴルフなので、僕は浜辺で本読んでゴロゴロしたり、戸隠の研究をしてみたり、ジャングルを歩いてみたり。熱帯雨林はジメジメで兵隊さん達が赤痢や熱帯潰瘍で苦しんだイメージが強かったが、予想外に乾いている森だった。猿や大型のトカゲがフツーにいた。
ホテルのビーチにはWSFがあったので借りる。道具は数十年前とそれほど進歩はないみたい。借りたのはコブラのロングで、セールは一番でかそう(6.3sqmぐらい)なのを選ぶ。風は5m/sぐらいか、そこそこ吹いていたが、いまいちのガスティでプレーニングしなかった。まるきりのオンショアだったのでダガーボードを出してタックを繰り返してズルズル沖に出て行って、ジャイブを繰り返しながら適当に帰ってくる。体はけっこう覚えていたが、ハーネスが無かったのですぐ腕がパンプした。沈したりプカプカもして、浜に上がると、ビーチボーイ達は注目していたらしく、賞賛の「ぐ〜」をもらったり「君はプロか?」と聞かれたので、恥ずかしかった。風さえよけりゃもっと乗れるんだと言いたかったが通じなかった。今時WSFなんぞやる人はすくないのだろう。いい風に出会ったとき、白波のトップだけをスケグだけで走るようなプレーニングの感覚は、極上のパウダースノーで飛ばすときの浮遊感にとても似ている。
SQの新型エアバスでは大きなディスプレイで映画が時間に関係なく見放題だった。
『母べえ』(吉永小百合でなくてもよかったような・・残念ながら途中で何回も寝た。)
『バンテージ・ポイント』(どこかで見た手法だがおもしれぇ、繰り返して見てしまう)
寝ては読み読んでは寝る。
『戸隠伝説』半村良(地形や地名、歴史はおもろいが、姐の評通りストーリーはつまんない)
『星と祭 』井上靖(38年前のタンボチェが出てくるとは知らなかった)
