赤倉前山から燕温泉へ延びる尾根へ降りる。珍しくEみっちと一緒のYだっちと会う。Yだっちとは味噌煮込みうどんについて熱く語りたかったが早々に降りていってしまった。途中で赤倉チャンピオン上部へ出てしまうが、「のーとらのめんつる」を一本滑って、登り返して尾根へ戻る。雪はとても良く、燕スキー場跡は静かだった。
大阪万博からバブルまではお客さんが沢山来たような温泉宿へ泊まる。失礼だが今は廃墟系一歩手前・・。時間がストップしたような広い旅館は跡取りもなく老夫婦でやっているらしい。食堂にはマイクロバスが2台もあって宿が流行っていた頃の写真が飾られていたり、売店跡には往年のレーサーのマーク・ジラルデリやエリカ・ヘスのロシニョールVASのポスターがまだ貼ったままになっていた。エリカ・ヘスには83'の富良野WCで会ったことがあり、リフトの上から手を振ってくれた笑顔がものすごくかわいかったことを思い出す。
食堂は寒いからと言って部屋まで食事を運んでもらった。お風呂は源泉掛け流しでとても良かった。みんなはトイレが臭いと文句を言っていたが、目が痛くなるようなもっと臭いトイレがある温泉旅館を知っていたので黙っていた。夜半に尿意を感じると、床のタイルが濡れているそのトイレに裸足で入っていく夢を見た。
翌日は革靴とウロコ板で袴岳周辺信越トレイルを歩く。ウロコ板のエッジが酷く錆びていて滑らない。天気がとても悪くなり、途中でやめてしまった。
