採集したムネアカのコロニー総体で考えると面白いことに気がつく。
越冬している幼虫の数は、初年度を除きワーカー数のおよそ倍くらいである。
W50のコロニーだと幼虫は100くらい
W100だと幼虫は200・・ということ。
概数なので正確ではないが、およそそんな傾向がみられた。
今回実験しようとしているコロニーをCO−1と名付け観察することにする。
このCO−1コロニーの女王は1年生なのだが
今年越冬に入る時は2年生なので、通常だと20〜30くらいのワーカーがいるはずである。
幼虫はその倍の40〜60ってとこかな。
・・とすると、産卵数は100前後ってことになる。
W71コロニーと供に採集した幼虫が150ほどいますので
すべて羽化し、何かの原因で死んだ個体がいても200にはなります。
それが一気に増えたわけであるから、ワーカー数に比例して産卵数が増えるのなら
ワーカー数から言ってW200+幼虫400で、計600の産卵ということになります。
なんだか、書いててこんがらがってきたが
果たして2年目の女王が5年目の女王に匹敵するような産卵をするのかどうか。
興味深い実験だと思いませんか?
結果が出るのは来年以降になりますが・・・。

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