久しぶりにトゲアリの近況です。
トゲアリは3コロニーとも非常に安定していて健康そのもの。
今年はかなり期待できそうです。

トゲアリAコロニーの産卵の様子。
数え切れない卵数です。

別の場所にもこれだけあります。
こちらは孵化したばかりの幼虫もごちゃ混ぜになっているようです。

幼虫だけの塊もありました。
この幼虫は最初に孵化した分のようです。

女王の腹部ははち切れんばかりの伸張をみせている。
いつもはほとんど定位置にいるのですが、たまに蟻巣内を巡回する。
まるでワーカーの働きっぷりをチェックしているようだ。
撮影後に気がついたのだが、ワーカーが卵をくわえています。
上の写真のほかに、まだこれだけの卵がありました。
現在W150ほどで、ムネアカの繭もたくさんあります。
これでトゲアリの卵が順調に羽化までいった場合、相当な大所帯になります。
越冬時には、もっと大きな蟻巣に引越ししてもらわないといけません。

こちらはトゲアリBコロニー。
現在W100ほどですが、繭の数はAコロニーより多いので
総数はBコロニーの方が多い。
女王の腹部も、B女王の方が若干大きく見える。
元々スリムな体型のトゲアリ女王に、ムネアカの腹部を合体させたような
そんな大きさなのだ。

卵数はAコロニーより少ない。

上の写真とこの写真、下の写真で全部のようだ。

これが一番大きな塊だが、これも幼虫と卵が一緒に置いてある。
幼虫の成長は、Bコロニーの方が少し遅いような感じだ。
クロオオに寄生させているトゲアリは蟻巣の関係で撮影できませんが
先日のコンクリート板トラップ下にあった繭を追加したので
総数で400ほどのコロニーになる。
こちらのトゲアリの卵や幼虫の量も凄まじく
トゲアリAコロニーに匹敵する量だ。
幼虫の成長はこのコロニーが一番進んでいるので
トゲアリの初ワーカーはこのコロニーで見られそうだ。
3コロニーとも多くのワーカーがいるので、来年もムネアカやクロオオのワーカーがかなり残ってくれてると予想できる。
つまり、トゲアリワーカーと混成している期間が2年以上あるということになるので、将来的にも安心できそうだ。
トゲアリの3コロニーの餌は、ゼリーをベースにした高栄養配合飼料と
ミツバチの幼虫だけで飼育しているが、今のところ不足はないようだ。
トゲアリに限らず、ワーカー数が多いとコロニー総体の栄養貯蔵量が増えるので、それが産卵量や幼虫の成長と密接に関係しているようですね。

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