8:15には平和の鐘、教会の鐘、お寺の鐘、消防署のサイレン、学校のサイレン、
近所の鐘楼からも、古い町の町内会用の放送からも、
ありとあらゆるところからいっせいに1分間音が鳴り続けます。
その中外へ出て、暑くてちりちりし始めた青空を見上げていると
『ぴかっ』と光ったのを思わず見上げてしまったひいおばあちゃんのこととか
抱っこされていて一緒に放射能を浴びてしまったおばあちゃんのこととか
今はデパートが立ち並んでいる街の真中に家があって
----家も人もきれいになんにもなくなった親戚の人たちのこととか
(全滅しちゃったので会ったこともないのですが)
いろいろな思いがやってきます。
子供の頃は広島や長崎で亡くなった人の為だけに祈っていたけれど、今は
原始爆弾が落とされる前に日本中であった空襲の犠牲者の方たちのことも
沖縄の犠牲者の方たちのことも、
帰りたくても日本に帰ってこられなかった兵隊の方たちのことも
特攻隊や回天に乗り込んだ方たちのことも
日本に巻き込まれてしまったよその国の犠牲者の方たちのことも
まぜこぜで祈るようになりました。
痛みが年月で薄まっているとはとても思えないから
痛みを抱えた人が世界中でこれ以上増えませんように。
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8月6日のニュース(動画が見られます)RCC中国放送
『8・6ドキュメント』『特集「原爆資料館は今」』
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広島平和記念資料館 WEB SITE

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