A「今日も乱暴な話、します」
B「しますか」
A「まあねえ。どーですか、メディア争奪戦。何か新しい顔も登場したねぇ」
B「あの人、アク強そうだなぁ。そう思わんか?」
A「今の流れの中で、どんどん濃い顔の人が出てくるね。このまんま全部出てくればいいんだと思うよ。ホリエモンの方だって知恵つけてる人間いると思わん?そういう影の大物も登場してさぁ。もう、全部あからさまになれば良いのだと思うよ」
B「あなたは相変わらず幼稚なのです(笑)。すぐ“あからさまに”だの“ホンネを”だのって。化粧している方が美しい、という美学はないのかね?」
A「いや、この場合、そういう意味合いではなくて。まあ、いいけど。どうせヤボだし、東夷だし。。。」
B「(無視して)まあ、黙っていても、ことは次第に明らかに、ということになるよ。きっと」
A「何だ、急に悟った風に(笑)。とにかく、今のアメリカの政権だってそうじゃんよ。世界銀行総裁の人事だって、国連大使だって。日本大使だってよ、たしかテキサス州知事時代のご寵愛だろう?ドメステック人事の極点に向かっている感じ」
B「確かに。何かスケールの小さい帝國主義だな(笑)」
A「ローマ帝国が怒るローマ帝国(笑)」
B「どーなんだろ?オレは最近チェコに興味あるぜ。ボヘミアの地が帝國の地としてルネサンスするのです」
A「ついていけない話をするなよ。戻すけど、あれ、ソフトバンクがいわゆる“白馬の騎士”ってやつになるの?」
B「否、リボンの騎士。なんてなw。本物の白馬はこの後に登場するという説もあるぜ。それまでのワンポイント・リリーフだっつー」
A「孫さんと私の仲は決して、・・・なんて語ってたけど、そんなん知らんがな。だけど凄いネ、朝日を買収しようとした人だよ。その人にねぇ。毒をもって毒を制す,って感じか。でもソフトバンク系が白馬の騎士でないとするとだよ、もしかして?」
B「かなー?あそこ?」
A「でも本業回帰志向もあるんでしょう?どうなんだろう。で、スカパーなんだけどなぁ。まだ新しい番組表が手に入らないから分からないけど。漏れ伝え聞く話によると、あんまり哲学のある再編成じゃないような話なんだけど」
B「それは番組表が入ってからの話で改めてしようぜ。ニッポン放送といえば、お世話になったねぇ。て、まだ無くなったわけじゃないけど」
A「何といっても、“オールナイトニッポン”だったな!」
B「うちら世代的にはね」
A「タモリ、あくまで“ツービート”時代のビートたけし。俺なんか笑福亭鶴光のオールナイトも知ってるぞ。鶴光でおまー。どないだ〜」
B「年バレでご愁傷さま」
A「ガキの頃、小樽の向こうにキャンプ地があったんだ。結構野趣ある。そこでテント張って。夜更かしするじゃん。すると深夜だと遠くの電波が入ってくるんだ。電波を遮る層が高くなるんだね。するとさ、関西からの放送とか、昼間聞けないところの放送が入ってくるんだ。中波の。もともと鶴光とかの関西弁インパクトがあるっしょ。もうワクワクしてねぇ〜。カルチャー・ショック。で、もう一つのカルチャー・ショック、それが海外放送」
B「ありましたなぁ。短波放送を受信するブームが」
A「そうそう。そういうのにハマルきっかけ。関西の放送なんかよりよっぽど強力に入ってくるんだよ。何か日本語にしてはイントネーションが変な感じだし。NHKとも違う。大袈裟なオーケストラなんかが流れて。で、聞いてると“こちらはモスクワ放送です”」
B「ひひひ。」
A「北京放送です」
B「たはは。」
A「朝鮮中央放送局です(爆笑)。東西冷戦の真っ最中でしょう?北に住んでると、中波でも超強力的に入ってくるんだ」
B「中波でも流していたんだねぇ」
A「流してたんですよ。でさ〜。これで俺が横浜とか、横須賀に住んでたら。。。」
B「VOA、ボイス・オブ・アメリカ、聴いてたって?」
A「そうそう!カックイイ、アメリカンポップスを沢山聴けてたんだろうな〜、って思うわけで」
B「(頷く)。君が行進曲だの無骨な合唱だの、コーラス系が好きなのが分かった。ヤボなのも、四角四面に硬いのも良く分かる。君には“東側の洗礼”があるのだねぇ(笑)」
A「トンカツ食って、アイス食って、鶴光聴きながらかぁーw。観念としてだけの東側(笑)」
B「そうね。ところで、モスクワもそうだし、北京も平穣も北だよな、どっちかつーと」
A「ヨーロッパの地理も北のほうにあるからだけど、日本人から見たら“南北冷戦”だよね(笑)。
あれ、ヨーロッパから見ての冷戦なんだろ?西ヨーロッパと東ヨーロッパを押さえてた旧ソ連の間の」
B「その通りなのだ。だから東西冷戦が終わったいま.、注目すべきはボヘミア地方なのだ。これが世界の常識!なのだ!」
A「はぁ。。。(吐息)。このオチでは落ちんなぁ。続ける、これ?」
B「流れ次第ということで(笑)」
A「OFSも今日が最終回だよ、とりあえず」
B「だよなー。残念だ。こっから先はとりあえずのお疲れ様、ありがとうメールしかできないけど。。。まぁ、貴方のような野暮も喜んで見てくれた番組ということでね」
A「(ややムッとして沈黙)」
B「洗練というものは大変なんですよ、オソラク」
A「俺はゴッツゴツした原石的なものが好きだけどなぁ。。。」
B「なんだろうね。君の周りをウロウロしないかぎりね」
A「あ、ひでえ!」