またクラッシュ関係のネタですか、と云われそうですがこのアルバムは結構前に購入したもの。ジョー・ストラマーがクラッシュ時代、そしておそらくクラッシュ以前と以後に聞いていて一貫して愛していただろう曲たちのオムニバス。
彼の自伝映画でパンクになる以前の彼がウッディ・ガスリーに憧れていて、友人にウッディと呼ばせていた話にあるとおり、冒頭はウッディ・ガスリーから始まります。ザ・クラッシュの面影しか基本的に知らない人には驚かされるでしょう。この「Jukebox」以前に実はポール・シムノン編集によるクラッシュがカバーしたり、リハーサルに使ったりした曲を編集した「Revolution Rock - A Clash jukebox」というオムニバスがあり、そこですでにクラッシュというバンドがパンクの枠にはとても収まらない温故知新の音楽的センスを持っていたことが明らかにされていました。そして一昨年のジョー・ストラマーの伝記映画と、そのサウンド・トラックでジョー・ストラマーがのちにBBCで音楽DJをやったこともあり、すでに音楽的にはパンクのイメージを大きく翻すものがあったことがハッキリわかってきました。
そして基本的にカントリー界の人だと思うのですが。この人は日本語でなんと読むのか。Tennessee ernie Ford という人の「16トンズ」。これはクラッシュのセカンドアルバムを引っさげての国内ツアータイトルになっていました。おそらくメッセージ性が高いカントリーソングですが、独特なスイング感とでもいうべきものがイメージするカントリー・ソングとはちょっと違う。
1. Strawberry Fields Forever
2. A Day In The Life
3. I Am The Walrus
4. Something
5. Happiness Is A Warm Gun
6. Don't Let Me Down
7. Across The Universe
8. While My Guitar Gently Weeps
9. Let It Be
10. Penny Lane
11. All You Need Is Love
12. Revolution
13. Your Mother Should Know
14. Hey Jude
15. Come Together
16. Yer Blues
17. I Will
18. Here Comes The Sun
19. Get Back
20. You Never Give Me Your Money
それから初期にこそ、僕の大好きなジョン・レノンが大活躍している。そのジョン・レノンの天才的な力量はファーストアルバムの楽曲からすでに現れていますが、それが頂点に達しているのが映画「ビートルズがやってくるヤア、ヤア、ヤア」のサントラである「A Hard Days Night」ではないでしょうか。で、初期の最大の名盤は今はこの作品だと思います。
では、当時渋谷さんがパンク/ニュ・ウェイヴ勢では最も音楽的に評価していたと思われるザ・ストランクラーズの映像から。これは来日記念にもなった彼らの当時のライヴアルバムの冒頭曲じゃなかったかな?大変熱いライヴでニューウェイヴのベストライブアルバムの一つと僕は思っています。「Xサーツ」というタイトルだったと思う。
●the stranglers / get a grip on yourself