いつもお世話になっているネコ・パブリッシングの名取RM編集長のブログ(URLは文末参照)に”モノクロフィルムは今…”という話題になって居ます。その中で
>「最後にモノクロフィルムを使ったのはいつですか?」という質問がありました。数名の方を除いてここ十年以上モノクロフィルムを使っていないという結果で…
の行があますが、その数名とは何を隠そう私とアメリカ在住のM氏の2名を指しています。
この文章の中で名取編集長はこの結果を予期できたことと捉えていますが、私の感覚で言わせて貰えば、これだけの方がモノクロ離れしてるのは意外でした。今までモノクロから離れようと思ったこともなく、逆に今でもカメラ1台で出撃となれば、取材を兼ねない限りモノクロフイルムを装填したカメラを持っていくと思います。
当然、今でもモノクロが古いとか時代遅れと言う感覚は持っておらず、かえってモノクロであればこそ、見る者に色の想像を与え、画面的にもモノクロでしか出せない世界があると信じています。
世間はデジタル時代の全盛期を迎えようとしています。このブログもスナップ写真は全てコンパクトデジカメです。確かにデジカメは便利ですが、気合を入れて撮るツールではないと思っています。これからどんどんデジタル時代に突入していくこの時勢に、アナログの真髄でもあるモノクロから離れられない人間が一人ぐらい居ても良い気がします。
写真は今年の磐越西線のシゴナナ+旧客のワンカット。曇り空で露出も無く流し撮りしたのですが、電化直前の羽越線と言っても疑う人はいないかもしれません。これもモノクロだからこそ出来る技と自負している写真の1枚です。
05年9月24日 磐越西線安子ヶ島−磐梯熱海
名取編集長のブログ
http://www.hobidas.com/blog/rail/natori/archives/2005/11/post_137.html
