19日も目覚ましは03:30に合わせていましたが、寒さで3時過ぎには起きてしまいました。さすがに北海道です。6月とはいえ、朝は10℃前後まで冷えて、ブルブル身体を震わせて起きてしまいました。起きてみて昨日と明らかに違うことは、夜明け前の空に星が輝いているとこです。
昨日の天気予報では19日の天気は朝から曇り空となっていました。そのため18日のうちにレンタカーを返車して青森まで移動して、19日は本州で乗り鉄をしようかと迷いましたが、18日の18時の天気予報で19時の6時まで晴マークが出たのでここれに賭けようと残った甲斐があったというものです。少しでも天候の悪化が遅くなることを祈って車を撮影地へと向かわせます。車を走らせて5号線より海を見るといつもと様子が違います。直感的に”海が暗い”と思いました。そしてこの暗さは燃料高でのイカ漁の全面中止であるためだと言う事に気がつくのは時間はかかりませんでした。
まず落部あたりで陽の出直後のDF200の貨物列車を撮影します。天気が悪くなる兆候でしょうか?朝焼けがとても綺麗です。DF200の貨物を2本撮影してから石倉で8001レ”トワイライト”を撮影します。8001レは石倉駅を6時少し前に通過なのですが、この頃になるとだいぶ雲が出てきて露出がどんどん落ちてきます。8001レは5分程度遅れて通過して行きました。
次の1レは毎日遅れてくる事。さらに帰りの時間もあるので函館方面へ移動して撮影する事にします。七飯―大沼公園間をいろいろロケハンして移動しますが、これぞと言う撮影地もないので帰りが楽なように七飯の構内で1レを待つことにしました。結局1レは18日より遅れて100分以上遅れて通過して来ました。
撮影後は直ちに函館へ向かいます。函館駅前でレンタカーを返車して係の人に目の前の朝市を指差して「美味しいところある?」と聞くと「きくや食堂の向かいに500円丼のお店が出来て結構人気ですよ!」と言われ、そこに寄る事にしました。
列車までは30分以上ありましたが函館駅の改札に入り”白鳥18号”の車内に入ります。帰りは485系の改造車です。車内は先日乗った東武乗り入れ対応の改造485系のよりはアコモデーションが良く出来ているようです。往路もそうだったのですがたまたま席は車椅子対応の席だったので(この席は前日まで発売保留となる席で、直前に申し出るとこの席になる可能性があります。一人席で大変心地よい思いをさせてもらいました。
さすがに3日間の疲れでしょうか?列車が発車するとすぐに寝入ってしまい、気がついたら海底トンネルの中でした。
本州側に入ると雨が本降りで降っています。水を張った田んぼに雨の円模様が幾重にも重なっています。江差線もそうですが、津軽線も単なるローカル線を青函トンネル開通のために幹線に無理やり引上げた事が軌道状態に表れているようです。特に緩和曲線が適切に挿入されていないカーブが多く、突然大きな揺れが襲ってくる事が何度もありました。
往路でも同様でしたが交換する貨物列車は全てEH500でED79の姿は全く見ることが出来ませんでした。田端―五稜郭間の運用をカバーする同機なので、運用両数はかなりま数になるはずて僅かな間に勢力を伸ばしたEH500に驚くばかりです。
”白鳥18号”は東北線に入り快調に走り、定時で八戸に到着。気がつけば”白鳥18号”車内は往路同様加齢臭が漂う車内になっていました。八戸から”はやて18号”に乗車します。八戸ではまだ空席が目立ちましたが、仙台では満席となりデッキでも立ち席客が10人程度いるくらいの混雑です。
トイレで立つとデッキでサラリーマンが「この時間帯で席が取れなかったのは初めてだ!」と話していました。やはりジジババ”大人の休日パス”勢力の影響でしょう!
それまで275K/H運転だったのが宇都宮以南では240K/H運転となり走行音が静かになり車窓が見やすくなります。雨予報だった東京駅は曇り空でした。”はやて18号”は定時で到着。そのとき3日間で12,000円の旅の終わりとなりました。
落部から撮った朝陽です。 こんなに色がつくということは天気が悪くなるということでしょうか?
夜明け直後の落部海岸を行くDF200の貨物列車。
定時より少し遅れて8001レがやって来ました。フル露出状態から1絞り以上落ちた状態なのがなんとも残念です。 08,06,19 石倉 8001レ
函館の朝市で食べた500円のイクラ丼です。ビールを頼んでも850円と言うのが何とも嬉しい限りです。
函館を出て江差線に入るとすぐに建設中の北海道新幹線の高架橋が見えてきます。北海道新幹線が出来ると、函館はどうなってしまうのでしょうか?偶然ですが、この数日前に須田寛氏が函館を訪れて函館の今後と言う公演を開いたと新聞に掲載されていました。