エロエロ光線で解脱させてもらいました。眠気を堪えて千葉まで走って来た甲斐があったと言うものです。振り向いて昇ってきた朝陽にパンパン!毎年、このアングルで撮影しますが、飽きが来ません。 14,04,25 小湊鉄道高滝−上総久保 4レ 05:44頃 Canon EOS7D
小湊鉄道が一番美しい時期はなんと言っても菜の花と桜が同時に咲き、田んぼに水が貼った4月はじめだと言うことは小湊鉄道に通う鉄ちゃんなら誰しも同じ意見だと思います。しかし、この時期は人が多すぎて困ります。鉄ちゃんならこちらの意図も理解出来るので邪魔にならないような動いてくれるし、アングルに入る様ならひとこと言えば退いてくれるので良いのですが、桜シーズンは鉄ちゃん以外の人も多くいるのでこちらが構えている事を知らず直前乱入も日常茶飯事でお手上げになる事もしばしばです。また、小湊鉄道の各駅がテーマパーク化してしまいます。ツーリングバイクの待ち合わせ場に、カルチャー・クラブの撮影会場に、さらには駅に水道があるのを良いことにキャンプ場と勘違いする輩まで出る始末。桜シーズンの週末は小湊鉄道の駅に近寄る事自体憚る状態です。
小湊鉄道はこんな里山を走るのが魅力です。農家の人がせわしなく働いていて道楽者の私は引け目を感じます。 14,04,25 小湊鉄道里見−高滝 11レ 09:17頃 Canon EOS7D
そして桜が終わっるとあれほど人がいた小湊鉄道はいつもの静けさが戻って来ます・・・とは言え菜の花は盛りを越えたとは言えまだまだ見られ、田んぼには稲が植えられまたまだ美しい小湊鉄道を演出してくれます。私はこの時期が一番小湊鉄道らしい時期ではないかと思ってます。そしてその時期が今なのです。
里見駅での列車交換は時間との闘いです。いつもの事ですが定時運転のために走り回る駅員さんのご苦労は察するに余りあります。 14,04,25 小湊鉄道里見 28レと臨317レ 11:12頃 Canon EOS7D
そんな訳で25日は小湊鉄道へ出撃しました。米坂線に工臨があると言う情報もあり、桜満開の只見線と兼ねて出撃を計画していました。また烏山線もタラ国編成が動いている話もありこちらも気になっていましたが、どちらもご同行していただける方がいらっしゃらなかったので体力面で、さらに財政的に厳しいので小湊鉄道を選びました。
03:45に起床。04:10に家を出発。横浜新道ー首都高横羽線ーアクアライン経由で金田ICで降りて一般道で小湊鉄道へ向かいます。3月までなら木更津東ICまで走ったのですが早朝割引がなくなったので経費削減です。国道16号線沿いのすき家にちょうど5時に到着。急いで朝食を食べて小湊鉄道沿線に着いたのは05:30頃でした。里見始発4レの送り込み回送の回301レはマニアいませんでしたが、4レから撮影に入る事が出来ました。さいわいにも東に雲はなくパワーのある太陽でエロエロ光線で撮影地に立っているだけで満足です。
まるで模型のジオラマの様な景色ですが、間違いなく本物の鉄道風景です。 14,04,25 小湊鉄道養老渓谷−上総大久保 25レ 14:36頃 Canon EOS7D
早朝は無風で水鏡が綺麗でしたがお決まりの通り気温が上がり出すと風が出て来て田んぼの水面を揺らします。またこれが列車が来る時だけ風が吹いて水鏡を崩してしまうのですからやりきれません。
太陽も高くなったので里見駅で顔馴染みとなった駅員さんと雑談しながら駅で列車の発着風景を撮影します。11時頃になると西から雲が押し寄せて来ました。天気予報ではこれから゛晴れ、午後は大気の状態が不安定になり雷雲が出て夕立の可能性もあり!゛との予報でした。このまま天気が崩れる可能性もありますがとりあえず雲っているし太陽が出ても高い位置にあるのでいつものお蕎麦屋さんで昼食にする事にしました。値段の張る天盛を注文して美味しいお蕎麦と天ぷらに舌鼓を打っていました。ゆっくり味わいながらお蕎麦を口にして、最後に楽しみに残しておいたエビの天ぷらを口に含み尻尾を口から出したら瞬間に美抑解様より゛そちらの天気はどうですかぁ?゛と携帯電話が入りました。どうやら美抑解様は家のご都合で午後から休暇を取得したものの小湊鉄道沿線の天気が気になる様です(いざとなったらスクランブル出撃を考えているのかな?)。彼には現着での天気と雲の流れを説明しましたが絶妙なタイミングで電話が掛かって来るものです。食べ終わった瞬間と電話の着信のタイミングは絶妙でした。電話は彼の自宅からでしたが、彼の部屋にはお蕎麦屋さんの店内のモニターがあるのでしょうか?(笑)
噂で上総大久保ー養老渓谷間に臨時停車場が出来たと言う話を聞いていましたが、どうやらこれが臨時停車場みたいです。場所は通称:自動車工場裏の菜の花畑の中にありました。ただこの日は見た限りは停車する列車はありませんでした。 14,04,25 小湊鉄道養老渓谷−上総大久保 臨時停車場 14:04頃 Canon EOS7D
午後は上総大久保方向へ移動する事にしました。どうも里見より五井側は雲の通り道になっている様で、晴天域の上総大久保方向に移動した次第ですがこれがまんまと的中し、南側(里見から牛久方向)には雲があるものの、上総大久保周辺は薄雲があるだけで撮影にはほとんど支障なしでした。さらに既に花が終わっていると思っていた上総大久保ー養老渓谷間の通称:自動車工場裏の菜の花畑もまだまだ花がありここで午後は撮影を堪能する事が出来ました。
菜の花畑の近くに山桜がまだ咲いていました。一番お気に入りのカットになった気がします。この山桜の存在は認識していましたが、以前は周囲に他の大きな樹木がありほとんど目立たない存在でした。しかし一昨年に周囲の樹木が伐採されて目立つ様になったみたいです。 14,04,25 小湊鉄道養老渓谷−上総大久保 36レ 15:05頃 Canon EOS7D
上総大久保周辺で17時前まで撮影しましたが西側に山が迫る小湊鉄道のロケーションではこれ以降は山影に太陽が落ちてしまうと判断し、それならばと帰り道の途中でもあるので西側に山がない久留里線に移動する事にしました。以前は久留里線の撮影地の知識は全く持ち合わせていませんでしたがキハ30の国鉄色撮影でおかげでかなり通った甲斐があり一気に勝手がわかる線区になり撮影地も目星がつくようになしました。平山駅と久留里ー俵田間でキハ120ながらも西陽エロエロ光線で水鏡で美味しくいただき、被写体はなんであれエロエロ光線で撮影が出来、最後の最後でも激Vコールの雄叫びをあげてしまいました。久留里ー俵田の撮影地から田んぼ道を走ると建設中のバイパスにすぐに出られ(まるで中国みたい)、そこから完成し開通したバイパスに出て木更津東ICには10分も掛からずに到着。当初は高速代節約のために木更津金田ICまで一般道を走るつもりでしたが、最後のギラリに気分を良くして思わず木更津東ICから圏央道に乗ってしまいました。おかげで帰宅渋滞時間帯にも関わらず1時間強で自宅に戻る事が出来ました。ちなみに自宅の前に到着したら19時の時報がラジオから聞こえていました。
ステンレスのボディのおかげで西陽で車体が輝きました。帰り道のちょっと寄り道しただけでこのカットを撮影出来るのですからありがたい存在です。キハ37・38よりはこのキハ120の方が写欲が湧きます。 14,04,25 久留里−俵田 944D 17:39頃 Canon EOS7D