現地に着いてカメラを出した途端にお目当ての8606F(通称:幕車)がやって来て来ました。そんな予感もありましたがそれでも露出だけなんとか合わせましましたがビームの影の位置など見る暇もなくシャッターを切る羽目に・・・あわただしく苦笑い! 15,07,21 東急田園都市線二子玉川 8606F 06:01頃 Canon EOS7D MarkU
古くはEF62の”能登”やEF58の”鳥海”そして最近はEF64の”北陸”や上越線経由となったEF81の”あけぼの”と熊谷や鴻巣界隈へと出撃した朝練もいよいよ年貢の納め時が来たようで、今秋に廃止となる”カシオペア”を最後に20年以上続けてきた朝練から足を洗うのかと思いきや、最近は近場で朝練が出来る場所を見つけて休み毎にコソコソと出撃しています。
21日は梅雨が明けて素晴らしい青空で朝を迎えました。そうなると家でくすぶっているのも耐えがたく東急田園都市線で活躍している8500系8606F編成を追い求めて朝練へ向かいました。
田園都市線の8500系は東急で何形式かあるの昭和を代表する一形式ですが製造初年度から40年以上が経過しています。これくらい経年している電車によくあるシングルアーム化が田園都市線の8500系に限って言えばなされておらず、さらにお目当ての8606Fは方向幕がすべて幕でありオリジナルにとても近い編成で大変写欲が湧く被写体です。
田園都市線はメトロの半蔵門線、さらにはさの先では東武鉄道と相互乗り入れしている首都圏の重要線区ですのでラッシュ時にはほとんどの編成が駆り出されます。そのため頻繁に列車が来るので撮影には適しているのですが、朝早すぎるためにネットでお目当ての運用チェックがアップされる前に家を出なければならないリスクがあります。しかし、平日ならまず動くだろうと4時に起床して一番列車で出撃して来ました。
鷺沼駅は急こう配の頂上の場所にありそれを表現してみました。上りホームはまさにラッシュの真っただ中でした。立位置の横は女性専用車の乗車位置でカメラを振ればきれいなお姉さん(一部例外もあり)を撮影できるのですがトラブルを避けるために肩からぶら下げるレンズの方向も気にしていました。 15,07,21 東急田園都市線鷺沼 8606F 07:50頃 Canon EOS7D MarkU
武蔵小杉から溝の口と乗り換えてとりあえず撮影しやすい二子玉川駅のホーム端に着いたのが6時少し前でした。カメラにレンズをセットしてファインダーをのぞくとなんと8500系がこちらに向かってきます。よく見ると本日、お目当ての8606Fではありませんか?
これには慌てたとというか・・・なんと言うかねぇ!来ない!来ない!とジリジリ待つのも嫌ですが、撮影地に立ったら1発目がお目当ての被写体とは運が良いんだか、悪いんだか???
しかし、そのおかげで太陽が高くなる前に8606Fは田園都市線内を1,5往復してくれたので場所を変えながら撮影が出来て効率的だった事は間違いないと思います。
帰路は中央林間から藤沢に出て家に着いたら10時過ぎでしたが充実した朝練でした。
田園都市線と言えば動態保存的な8500系と共に悲運の巡り合わせで結局は同線で活躍することになった8090系も忘れてはなりません。 15,07,21 東急田園都市線田奈 8694F 08:23頃 Canon EOS7D MarkU