北海道新幹線開通に伴いこの区間は電化されたためにこれほどスッキリした写真は撮れなくなってしまいしました。この日の朝も濃霧でしたが1レが遅れたおかげで霧が少し切れ太陽の陽射しがある環境で撮影が出来ました。1レは遅れを少しでも回復するためフルノッチだったらしく遠くからDD51特有の低音のスーパーチャージャー音が聞こえてきて身震いした事を覚えています。 08,06,19 七飯 1レ (90分延) 08:46頃 Canon40D 露出補正
10年前の06月と言えば私は50歳でした・・・と言う事はJR東日本の大人の休日クラブバス(大休パス)を利用出来るようになった年でした。歳をとると、ろくなことは起きないと言いますがこの大休パスだけは利用したくて50歳になるにを指折り数えていました。そして大人の休日倶楽部に誕生日前に加入手続きを完了しはじめての大休パス利用期間になった10年前の06月はその大休パスを利用して函館まで列車に乗って北海道入しています。
大休パスは発売当初は純粋にJR東日本だけが乗り放題で10,000円でした。それが何回かエリアの見直しがあり現在の形になってます。当時の大休パスはJR東日本+北海道と言う設定がない代わりにノーマルの大休パスでも函館までは行けました。逆に言えば函館からレンタカーを借りれば北斗星やトワイライトも撮影可能となります。
当時はまだ東北新幹線は八戸開業の時代で八戸と青森で乗り換えてやっと道内に入りました。当時は新幹線開業前と比べてどんなに便利になったと思いましたが、現在の新函館北斗駅までの便利さを体験すると当時はまだまだ不便と感じるのですから不思議なものです。人間は一度便利なことを知ると後戻り出来ないということでしょう!
この時期の北海道は尋常じゃないくらい早く朝を迎えます。3時を過ぎると周囲はだんだん明るくなります。4時過ぎには完全に太陽が上がり撮影時間帯となります。天気が良ければ当然の様に行動開始です。まだ、ニワトリも寝ているのに撮影地へ向かいます。ちなみにこの列車の先行はDD51でしたが残念ながら太陽は昇ってませんでした。 08,06,19 石谷 4096レ Canon40D
この時は何を思ったのか函館ー長万部間攻略と決めて撮影していました。上りのトワイライトは長万部より東が光線が良いのにわざわざ北豊津駅で撮影しています。あまり先に行くとガソリン代がかさむからとケチな事を思ったのかもしれません。当時はまだ室蘭線にもDD51の運用が僅かですがあり、原色が入ることを期待してブルトレ撮影の後はDD51と183系集約臨(修学旅行臨)を追いかけましたがこの時も初夏の噴火湾の名物、濃霧に悩まされて朝のブルトレは晴カットは撮れずじまいで終わりました。
廃止され信号所となった北豊津駅ですが廃止の理由に乗降人員が0と公表していましたが、このおばあさんはほぼ毎日この列車で下車していましたのでJR北海道のデータがいかにずさんかを証明する写真です。 08,06,18 北豊津 2846D canon40D