まったく予備知識がなく突然現れて益田方面へ上っていた”瑞風”が今度は下り列車になって下関方向へ走って行きました。まさか、二度も見られるとは・・・ 21,03,21 08:45頃 戸田小浜 9***D 1526D Canon EOS1DX MarkU
21日の朝はホテルの窓に打ちつける雨音で目が覚めました。普段ならけして撮影しようと思わない最悪な天気です。
時計を見ると05時前。少し早いものの朝食前に風呂に入りたかったので起きる事にしました。
計画通りならホテルの朝飯も食べずに宇田郷へ向かうつもりでしたが雨が降ってるので06:30からのホテルの朝食で07:30に出発としました。出発しても雨は本降りで雨足は強くなるばかりです。撮影は雨宿り出来る場所が良いと戸田小浜駅で撮る事にしました。駅に到着して何気に駅の待合室にあった定期気動車の時刻変更の告知がなんとなく気になっていました。施行日が21日なので何かくるのかな?程度の認識でした。
下り08:01発の列車を待っていると上り方向を見ていたカロンさんが指をさして何か怒鳴っています。なんだろ?とその方向を見るとアメフトのヘルメットみたい列車が近づいて来ました。とっさに瑞風と言う言葉は出て来ませんでした(笑)。
どうやらこの列車は戸田小浜駅で08:01発の下り気動車と交換の様です。ちゃんと調べておけば慌てずに撮れたものの4人いて全員が全く調べていないのでこんな事になってしまいます。スナップ写真を何枚か撮影すると瑞風は益田方向へ走り抜けて行きました。次にやって来る上り08:45発の列車を駅の屋根の下で撮影しようと待っているとなんと先程上って行ったはずの瑞風がまた戻って来ました。冗談であの列車、また戻ってきたりしてネ!なんて言ってたら本当にそうなってしまいました(笑)。
二度、瑞風を見る事ができましたがこれが宇田郷にいたら駅間なので列車そのものの存在を知らず、上下共に撮り逃していたのかもしれません。雨で駅にいたからこそ撮れたの鴨とも思いました。その後は江崎駅で上下2本の気動車を撮影した後、山口線へ向かいました。
移動中も天候は相変わらず雨で、少し小降りにはなったものの雲が切れる様子もなくテンションが上がる要素はありませんでした。
天気が悪かったのでこんなアングルで撮影してみました。曇っているからこそチャレンジ出来る事もあります。 21,03,21 12:03頃 長門峡―渡川 8521レ Canon EOS1DX MarkU
山口線沿線に到着し、まず下りの8521レは長門峡駅発車と徳佐駅発車を撮影しましたがこの時間になると雨は上がって曇空になってました。上り8522レは撮影地に苦慮して津和野駅ほ出た鉄橋と渡川ー長門峡間で撮影しましたが曇なので、テンションは最悪でした。最後の撮影は追っ掛けていたらマニアったので篠目駅発車をトライしましたが、ここで奇跡的に天候が急速に回復して太陽が顔を出し薄陽で影が出る程になり、なんとか納得の撮影が出来て二日間で唯一の雄叫びを上げることが出来ました。
”デーデーブイ!”と最後の最後に雄叫びを上げ、カロンさんはあまりの感激に涙していました(本人曰く私が雨女なのかとプレッシャーを感じ、昨晩はなかなか寝付けなかった後でカミングアウトしてくれました)がそれほどまでに渾身の1枚となりました。
渡川―長門峡はまだ曇でしたが篠目駅に近づくにつれて天気が奇跡的に回復してなんと薄陽ベースで撮影が出来て興奮してしまいました。 21,03,21 16:42頃 篠目 8522レ Canon EOS1DX MarkU
篠目駅の撮影で二日間の撮影は全て終了。駅のホームで記念撮影をしてから山口・宇部空港ヘ向かいました。空港ではささやかな祝勝会をしてほぼ満席のJAL926番(19:10)に搭乗して帰路に着きました。羽田空港では駐車場に車を停めている3denさん以外はバスで帰宅でしが3人共にちょうど良いバスに乗れ、各々自宅に戻りました。ちなみに私は自宅マンションに22時ちょうど到着しました。
なお最後に津和野周辺をロケハンしていて判明した事なのですが、有名撮影地のひとつである本門前踏切のお立ち台は三脚禁止になっています。現地には警備員が配置され事細かに指示されます。少しやり過ぎ感はありますが秩序ある撮影のためには致し方ないのかもしれませんので、撮影の際にはご注意ください。
奇跡的な天気の回復で納得いく撮影が出来て最後は笑顔で記念写真を撮る事が出来ました。まさに”終わり良ければ全てヨシ!”です。 21,03,21 16:55頃 篠目駅記念写真 もーたんまん様提供