久しぶりの更新。
すっかり梅雨。土日ばかり雨。アンニュイ。
この季節が終わればすっかり夏!
ということで
先日東北にボランティアに行きました。
というのも
ネットやテレビの情報から
「うわーえれえ事になった!」
と言いつつも
地元横浜では津波も起こらなかったし
地震で家も壊れなかったし
スーパーマーケットでは必要なものが全て揃うし
守られている環境にある僕は
呑気にラーメンなどすすりながら
ニュースを横目に
「うわー悲惨。。。」
とか言ってるだけの
結局のところ対岸の火事という感覚だったのです。
申し訳ない。
僕は
どうしても被災地を見ておきたい!
という何とも後ろめたい気持ちで
参加を決めたのだけど、
理由はどうあれ
ボランティアでも参加することで誰かが助かるならば!
と、
前向きに考えるようにしたのです。
兎にも角にも、何はともあれ東北へ!
ボランティアで行ってきたのは
福島県の久之浜と小名浜という地区。
久之浜は原発の避難区域からギリギリ外れているところで
復興がかなり遅れている地域。
地震、津波、火事、そして原発。
最近やっとボランティア活動が出来るようになったとかなんとか。
ボランティアセンターで登録を済ませ、いざ現場へ。
「やったるでー!」
ボランティアセンターから現場に向かう道中。
周りの景色はごく普通の
田舎の景色が続く。
が、
ある地域に入った途端
ポツポツと崩れた家が目立ち始め、
沿岸部は「壊滅」という言葉が通りの
言葉にならないとてつもない景色が広がっていた。
なんじゃこりゃあああ!!!
って誰でもなると思う。
そして唖然。
言葉が出ぬ。。。
海岸線までずっと荒地。
子供たちは無事だったのかな。
もうどこもかしこも瓦礫の山、山、山。
どこから手をつければいいものか。
中には家に対するメッセージが残されている。
生活感を感じるものは胸にくる。
この瓦礫の一つ一つは
僕らにはゴミと呼べるものでも
持ち主にとってみれば
大切な思い出の一つ。
きっと胸が締め付けられる想いで
一杯だろう。
思わず感傷的になってしまうが
そんな暇はないので作業を開始。
ボランティアをやる上で
ついしんみりしてしまうけど
しんみり作業をこなすより
元気に楽しくやるのが大事!
浮かれるとは違う。
張り切りすぎるのも違う。
そして家主に話しかけること!
話を聞くこと!
実際に何をするかというと
現場によって作業は違うのだが、
今回僕らに任された任務は
崩れた御宅のガレキの撤去、ゴミの分別、運搬。
(分別といっても、土、ガラス、プラスチック、食器、服、布団、貴金属、畳、木材、釘、紙、陶器、家電製品、ペットボトル、等々、家中のあらゆるものがぐっちゃぐっちゃになってるから物凄い大変)
現地の人と話してみると
意外にも現状をしっかり受け入れており
笑顔で応えてくれる。
それを見て逆に僕らは元気が湧く。
おばあちゃん!無事で本当よかった!
あの地震から3ヶ月が経過したのだけど
まだまだ復興の目処が経っていない地域が腐るほどある。
復興させるのは国でなく
一般の市民の手によるものなのだな。
ちなみにボランティアの人数は全然足りていない。
被災地ではあの日からずっと頑張っているので
頑張れとは言えない。頑張るのは僕たち!
そして宿はこちら。

本当はテント張ってキャンプの予定だったけど
この辺のキャンプ地がすべて閉鎖されていたのでした。
福島の自酒を用意してくれたナミちゃん。通称ナミヘイ。ありがとう!
打ち上げる。
こんな形でも地域の復興を手伝えます。
うますぎ!
またボランティアに参加しよう。
思ったより過酷な作業もあったりするけど
現地の「ありがとう」という言葉で
ホント救われる。
またまた。

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