2006/9/11

『静かな空間』作品解説  作品解説
静かな空間
About a Farm
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フィンランド/2005/フィンランド語/カラー/ビデオ/54分
監督、脚本、ナレーター:メルヴィ・ユンッコネン
撮影:メルヴィ・ユンッコネン、ヴェサ・タイパレーンマキ
編集:トゥーリ・クイッティネン
録音:エサ・ニッシ
音楽:ギリラル・バールス
製作:キンモ・パーナネン、ミカ・ロンカイネン、
製作会社:クラッフィ・トゥオタンノットゥ
提供:フィンランド・フィルム・ファウンデーション

メルヴィ・ユンッコネン
1975年フィンランド、オウルンサロ生まれ。現在はスウェーデン、ウプサラ在住。
ヘルシンキ芸術デザイン大学でドキュメンタリーの撮影と編集を学ぶ。
短編映画の編集多数、テレビ番組制作のほか3本のドキュメンタリー作品を監督。『Barbeiros』(2001)は2002年アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭でFIPRESCI賞、2002年チリのサンティアゴの国際学生映画祭でドキュメンタリーおよび撮影部門の最優秀賞、2003年シカゴ国際映画祭でゴールド・ヒューゴ学生映画賞を受賞。
その他の作品に『Saana』(2003)。
本作は2005年フィンランドのタンペレ国際短編映画祭でリスト・ヤルヴァ賞を受賞した。

フィンランドの小さな町にある農場を営んでいた監督の両親は、牧場の牛を売り払い農場の閉鎖を決意する。畑の収穫も父親の怪我で他人の手を借りることに。
高校卒業間近な妹の病気、心配するしかない母親。農場を継がずに都会での生活を選んだ妹と監督。押し寄せる時代の波と、家族の日常を映し出しながら、父の撮りためた8mmフィルムを眺め、ひとつの家族の物語をひとつの作品へと昇華させた。
本作が長編デビュー作のフィンランド期待の監督によるセルフ・ドキュメンタリー。

【監督のことば】
EU加盟国となってからフィンランドの小規模農業の経営はもはや成り立たなくなってきている。
私の家は農家なので、農業従事者の苦しみを映画にしてみたいと思った。
故郷の村では多くの人が現状維持に必死だ。
そして突然そのテーマが身近なものに。
両親が牧場をやめると言いだし、私は複雑な気持ちで経過をフィルムにおさめようと、
牛が連れ去られてからの感情と出来事を見つめていった。
予期せぬことが次々と起き、私たちにとってこの1年半はけっして楽ではなかったが、
結果的には家族の絆が戻ってきた。
それを思えばこの映画を作ることができて嬉しいのだが、自分自身にまつわる映画はやはり困難が伴うので、撮り始める前によく考えなければならないと思う。
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2006/9/11

『三人三色』各作品  作品解説
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イン・パブリック
In Public
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中国/2001/中国語/カラー/ビデオ/32分
監督・編集:賈樟柯(ジャ・ジャンク−)
撮影:余力為(ユー・リクウァイ)、賈樟柯(ジャ・ジャンク−)
録音:林意(リン・イー)
山西省の小さな鉱業都市大同は見捨てられようとしている。
中国全土のどの都市でも起きているように、資本主義の波はサウナやカラオケなどの娯楽センター、バス停や公衆電話ボックスといった公共の場を運んできた。
…カメラはさびれた鉄道駅をうろつく軍服の上着の男を見つめる。
列車が到着すると、重い小麦粉袋と女性がプラットホームに現れる。
バス停では、老人がコートのファスナーを閉めようと必死になり、若い女はバスに乗りそこねる。
ダンスホールの外、入口に腰掛けるひとりのチンピラは、通り過ぎて行く女の子たちを眺めている。
音楽は流れていても、雰囲気は軽快ではない。

◆“消費の場や公共の空間に集う大同の人々の日常生活を、45日かけて記録したかった。
そのために、デジタル・ビデオは他のどのメディアよりも適していると確信している。”

賈樟柯(ジャ・ジャンク−)
1970年中国山西省の小都市汾陽生まれ。北京電影学院卒業。
長編デビュー作である『一瞬の夢』(1997)は同年国際的注目を集めたアジア映画のひとつに数えられる。
次作『プラットホーム』(2000)は昨年度ナント三大陸映画祭において審査員特別賞及びグランプリを受賞した。
 
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ディジトピア
Digitopia
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イギリス/2001/英語/カラー、モノクロ/ビデオ/30分
監督:ジョン・アコムフラー
撮影:ドワルド・オケマ− 編集:リサ・ハトニ−
出演:トルーマン・ペンフォルド
製作:デイビッド・ローソン、リサ・ゴポール
都市に住む専門職の黒人男は、アナログとデジタルの境界線上に生きている。
人との関係を望みアナログ世界に生きつつも、性的快楽はデジタル世界――インターネットを通じて、電話線の中――に求める。

◆“最近、私は「デジタルとともに生きる」とは どういうことかを理解したいという思いにとりつかれている。
私は、デジタルを来るべき未来の、善もしくは悪の予兆とは捉えていない。
むしろ、いま、ここで私たちはどのようにデジタルな世界を生きるのかという問題だ。
特に気になるのは、ありふれた生態環境の裂け目や結び目の中、当たり前の時間感覚と共有されている空間理解に、
デジタルなものがどのように入り込んできているかである。”

ジョン・アコムフラー
1957年、英国ロンドン生まれ。デジタル映画で国際的に評価の高い監督。
『Riot』が第1回チョンジュ映画祭で大賞を受賞。
1982年に実験・革新映画の製作のため設立されたブラック・オーディオ・フィルム・コレクティヴのメンバー。
特に人種差別問題を主題として活動。
主な作品に『ハンズワース・ソングズ』(1986)、『テスタメント』(1988)、『マルコムX 7 つの詩』(1993)や『Martin Luther King: Days of Hope』(1997)。
 
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神様との会話
A Conversation with God
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台湾/2001/中国語/カラー/ビデオ/30分
監督・撮影:蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)
編集:レイ・チョンチン
録音:チョウ・チョン、チャオ・ユンファン
当初この映画で意図していた被写体は、強力な祈祷能力を持つ巫女であった。
監督は彼女を撮影する構えでDVカメラを装備し、50ccバイクに飛び乗った。
神がカメラに語りかけるかどうかを知るために。
しかしその途中で他の神の祭典に集まった人々の交通渋滞に巻き込まれてしまう。
トランス状態の男、ステージ上のきらびやかなカラオケ・ダンサーたち、そして停電。
脇道にそれているうちに、カメラは地下通路と魚を発見する。
◆“私は、最も初歩的で、単純な撮影方法で撮ろうと決めた。
そのおかげでものを見る目が変わった。地下通路を撮っているときには、撮影しているというよりもむしろカメラを自分の目として使っているとみなしていた。”

蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)
1957年マレーシア、クチン生まれ。台湾ニューウェーヴ映画のベテラン監督。
1977年に映画を学ぶために台湾に移住。台北にある中国文化大学で映画演劇課に入学。
卒業後、テレビドラマの脚本を10年間執筆。
主な作品は『青春神話』(1992)、『愛情萬歳』(1994)、『河』(1997)、『Hole』(1998)などがある。
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2006/9/11

『三人三色』について  作品解説
三人三色
Digital Short Films by Three Filmmakers
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製作会社:チャ・スンジェ
提供:サイダス、チョンジュ国際映画祭
「デジタル」「ラジカル」など新時代の形容詞をテーマに、
2000年4月に韓国で華々しく始まったチョンジュ国際映画祭。
映画祭では毎年3人の世界的映画作家にデジタルビデオによる短編作品の製作を委託することにした。
各人に与えられた課題は、作品がデジタル・フォーマットであること、30分程度の作品であること、そして限られた予算内で作ること。
2000年作品にはNext generation(新世代)、New technology(技術革新)、Networking(ネットワークづくり)の頭文字をとって『N』と題されたオムニバス映画が完成した。
韓国映画の重鎮パク・クワンスの『www.whitelover.com』、韓国の実験映画作家キム・ユンテによる『Dal Segno』、中国第六世代の気鋭、張元(チャン・ユアン)の『Jing Xing Files』の3本である。
第2回目の2001年にはデジタル映像による新しい映像美学と機能性を重視したという『三人三色』が製作された。
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2006/7/4

『山ドキュin大阪 Vol.1』終了!!!  インプレッション
7/2(日)、『山ドキュin大阪 Vol.1』は、
無事盛況の内に終わりました。
前日夜から雨が降る悪天候にも拘わらず、
・『S21;クメールルージュの虐殺者たち』(101分)2003年YIDFF優秀賞
・『水没の前に』(143分)2005年YIDFF大賞
の2作品、各2回上映入れ替えなしで、
のべ一般観客動員"120名"を記録。
これはまずまずの成績だったのだろうか。。。
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それだけに反省点も多数。(=_=;)
ほとんどのお客様がチラシの地図をたよりに会場まで来られたのだが、
この"地図"が一番イイカゲンな作りになってた。
※スミマセン。
ドキュメンタリーの観客に中高年層が多いこともあるが、
「ネットで情報を補完する」ことより、
確実に「手に取れるもの」で、
"いつ・どこで・なにが"の情報が伝わっていること。
これはチラシ・ポスターのデザインよりも優先されるべきだ。
また、会場である「ビジュアルアーツ大阪・新館」が、通りから判りづらく、
日曜で閉館だった「本館」「2号館」の方に案内表示が無かった。
※これは失態。
もう一点。
チラシや会場での案内表示に、作品の"開始時間"は明記されていたが、
"終了時間"は書いてなかった。
これは長尺な作品になれば、尚更、「いつ終わるのか?」は重要である。
日曜のイベントであったこと、主婦層の観客も居たことを考えると、
「時間の問題」はシビアである。
作品と作品の間の休憩時間も、可能なら"20〜30分"は必要であった。
長尺作品であったのと各2回上映をすることで、タイトに設定しすぎた。
会場ロビーでの客入出に混乱があったと思う。
あと細かいコトはあるのだが、
その「必要なコト」を知るための第一回だった。

『Vol.2』はこの秋、9月から10月の辺りで開催を検討しています。
今回の好結果は、なによりも"作品"が人を集めたからです。
ボランティアスタッフとして参加してくれた方々に会えたのも、
この作品を選んだからと思います。
「ドキュメンタリーであること」「レアな作品であること」も必要ですが、
僕らが本当に出逢いたい作品を探すことが、
沢山の観客にそれらを紹介することが出来たコト、嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。
(サイト管理:柴田)

今回の『山ドキュin大阪 Vol.1』、
『S21』『水没の前に』について、ご意見・ご感想ありましたら、
是非、コメントください。
また今後の活動の為のご助言もいただけましたら幸いです。

mixiのコミュニティもあります。
随時情報をUpしてますので、ご参加いただけたら嬉しいです。
・[mixi(ミクシィ)]山ドキュin大阪
http://mixi.jp/view_community.pl?id=953928
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2006/6/12

「Vol.1」会場案内  山ドキュ:告知
今回の上映会に、
沢山の方から問い合わせを頂いている様で、
嬉しいかぎりです。ありがとうございます。

「Vol.1」上映会場について、情報を整理しておきます。
■場所:
 ビジュアルアーツ専門学校・大阪新館3F「アーツホール」
・ビジュアルアーツ専門学校・大阪HP
 http://www.visual-arts-osaka.ac.jp/top.html
・ビジュアルアーツ専門学校・大阪-アクセスマップ
 http://www.visual-arts-osaka.ac.jp/access/index.html
■ アクセス:
 JR大阪駅桜橋口より四ツ橋筋桜橋交差点を南1筋目西入る200m
■問い合わせ:
 ビジュアルアーツ専門学校・大阪 
 TEL 06-6341-4407(代表)
 放送・映画学科、柴田まで
 E-mail shibata@visual-arts-osaka.ac.jp

になります。
会場である「ビジュアルアーツ専門学校・大阪」には、
駐車場が御座いませんので、
お車でのお越しはご遠慮ください。
各種、公共交通機関をご使用願います。

また、会場の「アーツホール」は、
映画館クラスの“DLPビデオプロジェクター”の
視聴覚設備を備えた階段式大教室です。
ただ教室であるため、座席など、映画館やイベントホールに比べ、
長時間作品の視聴には不向きな面もあります。
その点、ご了承くださいます様、お願いいたします。
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2006/6/1

Vol.1 質問・問い合わせログ  山ドキュ:質問・問い合わせコメント
『山ドキュ in 大阪 Vol.1』に関する、
質問、問い合わせは、このコメントログに送ってください。
よろしくお願いします。(サイト管理:柴田)
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2006/5/31

■山ドキュ in 大阪 Vol.1 作品解説  作品解説
<プログラム1>
山形国際ドキュメンタリー映画祭2003(YIDFF2003)
優秀賞受賞作品
『S21 クメール・ルージュの虐殺者たち』
S21, the Khmer Rouge Killing Machine
フランス/2002/カンボジア語/カラー/ビデオ/101分
監督、脚本:リティー・パニュ
撮影:プラム・メサール、リティー・パニュ
編集:マリ=クリスティーヌ・ルージェリー、イザベル・ルディー
録音:シア・ヴィサール 音楽:マーク・マーデル
製作:カティ・クト− 製作会社:INA、Arte France
提供:INA 配給:MK2
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かつての政治犯収容所「S21」。
クメール・ルージュの大虐殺による加害者と被害者をその場所に集め、
非人間的で過酷な日々を再現していく。
証言で明らかになる真実の数々、
対峙する2人のやりとりの迫真性が25年という時を越える。
カンボジア生まれである監督の、故国への想いが静かに脈打つ。
(YIDFF2003公式カタログより抜粋)

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<プログラム2>
山形国際ドキュメンタリー映画祭2005(YIDFF2005)
ロバート&フランシス・フラハティ賞(大賞)受賞作品
『水没の前に』
Before the Flood
中国/2004/北京語/カラー/ビデオ/143分
監督・編集:リ・イーファン、イェン・ユィ
撮影 :イェン・ユィ
録音:リ・ズ
制作・提供: リ・イーファン
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2009年完成予定の世界最大の三峡ダム。
何百、何千の人々が住居を失い、多くの町が貯水の水位下に沈む。
そのひとつ詩人李白で有名な四川省奉節(フォンジエ)の町に
カメラは目を向ける。
貯水間近な2002年1月から、住民最大の関心事である移転問題を軸に、
先の生活の不安を抱えた人々の葛藤と逞しさを、
次第に移住に向けて動き出す町の情景と共に描きだす。
一つの時代の変遷を鋭く捉え、
これから編まれてゆく時の流れを予感させる見事な余韻。
(YIDFF2005公式カタログより抜粋)
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2006/5/31

■山ドキュ in 大阪 Vol.1 開催っ!!!  山ドキュ:告知
来る、2006年7月2日(日)、
『YIDFF秀作上映会 山ドキュ in 大阪 Vol.1』
と題して、
・『S21;クメールルージュの虐殺者たち』 (101分)2003年YIDFF優秀賞
・『水没の前に』 (143分)2005年YIDFF大賞
2本のドキュメンタリー映画の上映会を開催します。

■日時:2006.7/2(日)
■開場:10:30am 上映開始11:00amより
■上映スケジュール:
 『S21』・・・・・・・・・・・・・11:00am〜 / 15:40pm〜
 『水没の前に』・・・・・・・・13:00pm〜 / 17:30pm〜
 各作品、2回上映。(20:00pm終了予定)
■料金:一般1,000円です。但し、各回入れ替え無しです。
    ※この料金は“上映協力金”として頂戴いたします。
■場所:ビジュアルアーツ専門学校・大阪 新館3F「アーツホール」
・ビジュアルアーツ専門学校・大阪HP
http://www.visual-arts-osaka.ac.jp/top.html
・ビジュアルアーツ専門学校・大阪-アクセスマップ
http://www.visual-arts-osaka.ac.jp/access/index.html
■問い合わせ:
 ビジュアルアーツ専門学校・大阪 TEL 06-6341-4407(代表)
 放送・映画学科、柴田まで E-mail shibata@visual-arts-osaka.ac.jp
 ※このページの“コメント欄”に問い合わせていただいてもよろしいです。
  (サイト管理:柴田)

◎下記フライヤーが、大阪近郊の映画館、ギャラリー、
 イベント会場 等で配布してます。ご参考ください。

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