2013/4/14

戒壇論、連想ゲーム的手法を用いての考察  
ユタ氏のコメントは微妙である。まず、ここ一連の議論をよくわからないとおっしゃる。これには少し落胆した。御法門の話は難しいので、なかなか理解できないかもしれないが、わたくしは誰が読んでもわかるように書いているつもりなので、わからないと言われると困るのだ。それから顕正会の内情を暴露する使命については、使命などという大仰なものではないが、確かにおっしゃるとおりである。しかし、次はひじょうに悩ましい。

もしまだ私がヘソ曲げて無宗教やってたら・・・

自虐的にも思えるが、どのような心境で書いているのか、そこがよくわからないところである。むしろ今の日本人の大多数は無宗教であるからして、その意味ではユタ氏がヘソを曲げていることにはならないだろう。

一緒に勧誡しましょう。巌虎さんとなら、いい信心ができそうです。

苦笑を禁じえないところだ。おいおい、それじゃダメだろう、と苦言を呈しておきたい。いや、もちろん、物凄く嬉しい気持ちではあるのだが・・・

さて、沖浦氏との議論だが、これはいちおう決着を見たようである。

 私共が仏身ですから、その住所は戒壇です。
 突き詰めて言うなら、私共の身体が戒壇で、広義に訳すなら、その私共の活動の場所が戒壇です


だから、その文証を求めているのである。

結論的にはそのものズバリの文証は存在しないのだろう。だから富士宮ボーイ掲示板でいみじくもマグマグ氏が言っているように、連想ゲーム的に答えをひねり出すしか方法がないのだ。わたくしはそれがダメだと言うつもりはない。連想ゲームはトンチンカンな答えが出てくるところに面白さがある。いわばワナな仕掛けられていて、なかなか正解にたどり着けない。しかし、正解はあるのだ。ゆえに御法門を考える上でも、連想ゲーム的な手法を用いて正解を導き出すことは可能だと思う。その確度がどれほどのものかはわからないが、まったくダメだということではないだろう。

次に興味深いデータを示そう。

戒壇 29件

創価学会公式サイトの御書検索で戒壇を調べると二十九件のヒットがある。これが多いと思うか少ないと思うかであるが、比較対照のために本尊と題目も調べてみよう。

本尊 102件
題目 140件


これで戒壇が少ないことがわかった。その理由は大聖人の御化導の順序を考えればわかる。題目→本尊→戒壇である。上掲のデータは必ずしも本門の本尊・戒壇・題目に限ったものではないのだが、それでもなお整合性があるところが素晴らしい。

戒壇は出現頻度が低いわけだが、これはわたくしのようなズボラには好都合である。ようするに本尊や題目は多過ぎて検討するのが面倒だが、戒壇はぜんぶの御文を検討することが容易に出来る。

すると、沖浦氏の言うような戒壇=五体は、どこにも見出せない。一方の戒壇=築壇は、ほとんどの御文がその意味を含んでいると考えられるのだ。

ただし、注意すべき御文が二つある。

実相証得の当初修行し給ふ処の寿量品の本尊と戒壇と題目の五字

これは直接的には築壇の概念が当てはまらない。普通に考えれば戒定慧の三学の意味に相当するのだろう。すると次の下山御消息の御文を勘案して、いわば連想ゲーム的に答えを出すしかないことになる。

教大師像法の末に出現して法華経の迹門の戒定慧の三が内、其の中の円頓の戒壇を叡山に建立・・・

ここから本門の戒定慧にも築壇が含意せられているだろうことが想像されるわけである。

さて、問題は次である。

脱益の説所と戒壇の本迹 霊山(事戒)は本、天台山(理戒)は迹。久遠と末法とは事行の戒(事戒理戒)。今日と像法とは理の戒体なり。

これが物凄く悩ましいのだ。冒頭には戒壇とあるが、最後は戒体と表現されている。あたかも戒壇=戒体のごとくだ。

さて、ここからは戒壇から少し離れることになる。全集未収録の戒法門に注目すべき御文があるのだ。

二つの足、二つの手、一つの頭、是も五戒より出でたり。

つまり、五体=五戒である。

一切衆生も五戒に依らずと云ふことなし。魚に五つのひれあり、是即ち五戒の体なり。馬に四支有りて又一頭あり、是五戒なり。之に準じて一切衆生を知んぬべし。

ひじょうに興味深い御文である。さらに続きをご覧に入れよう。

三悪道の衆生も知んぬ、五戒の体なりと云ふことを。戒は破るれども戒体は失せずと云ふことをば、是を以て意得べき事なり。

とうとう戒体という言葉が出てきた。

百六箇抄では戒壇=戒体だった。そして戒法門では五戒=五体であり、これを五戒の体と表現あそばす。五戒の体=戒体である。すると辛うじて戒壇=五体という答えが導き出せそうである。

はたして、この連想ゲームは正解なのだろうか?

これについてのわたくしの見解はいちおう用意してあるが、ここには書かないことにする。最初のほうに書いておいたように、連想ゲームにはワナが仕掛けられているのだ。そのワナに気がつかないといけない。

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