2006/1/9

文脈無視の恣意的引用  
汝は、
意義重大なる正本堂
戒旦の大御本尊様が奉安殿よりお出まし遊ばされるのであります。この宗門全体の重大な慶事
実に日蓮正宗の生命は大聖人出世の御本懐であらせられる戒旦の大御本尊様にてまします(中略)その御本尊様がいよいよ時を得て(中略)正本堂へとお出ましになるのであります
先生は千載一遇のお山への御奉公だと申されております。全講を挙げて歓喜の御供養をさせて頂こうではありませんか
と発言していたではないか。
 汝はこの「意義重大なる正本堂」等の発言の意味するところの趣旨を、昭和五十二年に、
時は昭和四十年二月十六日、正本堂建設委員会において同上人は、正本堂が御遺命の戒壇に当る旨の説法をされたのである。(富士昭和五十二年八月号六頁)
と述べていたのである。ところが後に、当時顕正会が正本堂につき、かかる認識をもっていたとすることが都合が悪くなると、
当時はまだ誑惑が顕著ではなかった。少なくとも、管長猊下は一言も正本堂を御遺命の「事の戒壇」などとは云われず(富士昭和六十一年八月号『顕正会「試練と忍従」の歴史』五三頁)
などと、全く正反対のことを述べるのである。実に姑息な言い逃れである。


ここはおそらく「砕破す」の中で最低・最悪の部分だろう。
このことは昨年の十月九日の当ブログにおいてちゃんと教えてあげたのに、それを無視して同じ論法を繰り返し使っている。いまだに理解できないのだろうか?

まず、「意義重大なる正本堂」云々は三度目の引用である。頼みの綱はこれしかないのであろう。
そして次に引くのが昭和五十二年の「冨士」である。これは文証の乏しさをおのずから露呈しているようなものである。

ここでいちばんの問題はこの文証が有効かどうかである。
「ところが後に、当時顕正会が正本堂につき、かかる認識をもっていたとすることが都合が悪くなると、」「全く正反対のことを述べるのである。」
邪義破折班は本気で、浅井先生がまったく正反対のことを述べている、と認識しているのであろうか?

よく考えなければならないことは、昭和五十二年時点では都合がよくて後の昭和六十一年には都合が悪くなったとする必然的な理由は何か、である。
昭和四十五年にはすでに諫暁を開始しているのである。ようするに、正本堂は御遺命の戒壇にあらず、ということを四十五年以降一貫して主張してきたのが顕正会である。どうしてそれ以降に「正本堂が御遺命の戒壇に当る」などと書く必要があるのだろうか?
道理としてあり得ないことである。だが文言としては確かに冨士にそれがあるのだろう。これをどのように理解するかが問題なのである。

五十二年には都合がよくて六十一年には都合が悪くなったとする明確な理由を示すことができなければ、邪義破折班は文意を理解できていないことになると思う。あるいは本当はわかっているのだがわざとやっているのかもしれない。表面上は矛盾しているように読めるから、事情を詳しく知らない人ならばこれで騙せると。
わたくしにはこの二通りの可能性しか考えられないのだが、それともわたくしが間違っているのだろうか?

五十二年の文言を簡潔に説明すれば、いわゆる反語的用法ということができると思う。また、わたくしはこの文章全体の規模を知らないけれども、おそらくは広略要のうちでは略ないし要の文章であろうと思う。

まず反語的について説明する。
第一回の諫暁書では、正本堂は御遺命の戒壇にあらず、と同時に、猊下はいまだ正本堂を御遺命の戒壇と仰せられず、という点に主眼を置いて書いているのである。であれば、後の五十二年に至って、どうして正本堂が御遺命の戒壇に当る旨の説法を猊下がされたなどと書くであろうか?
すなわちこれは、創価学会は猊下の説法を拡大解釈して正本堂が御遺命の戒壇にあたる意味だと盛んに宣伝しているが、しかしさにあらず、正本堂が御遺命の戒壇であるわけがない・・・という正反対の意味を含んでいるとしなければならないのだ。

また広略要については、顕正会の書籍はあまたあれども大抵は略説ないし要説であって、おそらく広説という意味では「御遺命守護の戦い」と「試練と忍従の歴史」のセットが広説にあたるだろうとわたくしは思う。つまり、五十二年八月号の冨士の記述は略説であって、おそらく正本堂の御供養に参加したことは書かれていないはずである。
つまり単純化すれば、日達上人が説法をされた、それは御遺命違背の説法である、ゆえに顕正会は諫暁を開始した、という流れである。ここに御供養の問題を持ってくると話がややこしくなるので省略しただけのことだと思う。

これでもわからないのだろうか?
今一度繰り返すが、昭和五十二年にどうしてそのような文言があるのか、それをよく考えるべきである。
まさか、浅井は悩乱しているから自分に不利になることを気がつかずに書いてしまった、などという悪態をつく人はおるまい。


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