2007/12/15

甚深甚深  
ご本尊様には「天照大神」もおられるので違うと思いますが・・・

ちょうど一週間前に、わだっち氏より頂戴したコメントの一部である。翌日、わたくしはいちおうの回答を示した。

何の話だか、さっぱりわからない人もいるだろうが、今日はそのまま話を進めることにする。

千葉会館の新館が完成した折、浅井先生は次の御書を引用していた。

総じて彼の国は天照太神のすみそめ給ひし国なりといへり。

仏法には偶然はない、すべて必然である、大聖人が安房の国に御誕生になられたことも必然である。安房の国は天照太神の住み初め給ひし国である。これもまた必然なのだと。
ようするに浅井先生は上掲の弥源太殿御返事を引いて、大聖人と天照太神の関係を云々しているわけであるが、わたくしはこの話を聞いた時にただちに疑問に思ったことがある。

久遠下種の南無妙法蓮華経の守護神の、我が国に天下り始めし国は出雲なり。

産湯相承事である。天下り始めし国と住み初め給ひし国の違いがよくわからない。天下ることと、住み初めることとは別のことなのだろうか?
いずれにしても産湯相承事もまた、大聖人と天照太神のただならぬ関係が説かれる御書である。
さらには種々御振舞御書に、大聖人と天照太神との関係を示す御指南がある。

教主釈尊の御使ひなれば天照太神・正八幡宮も頭をかたぶけ、手を合はせて地に伏し給ふべき事なり。

これは強烈な御指南である。続いて、次の御文はいかがであろうか?

天照太神・八幡大菩薩も其の本地は教主釈尊なり。

この日眼女釈迦仏供養事と種々御振舞御書をどのように拝すればいいのか、ひじょうに悩むところである。

といった具合に、天照太神の問題はけっこう難しくて、わたくしには未だに整理がつかないのである。これは八幡大菩薩においても同様である。そもそもが大菩薩というのだから、仏法上の因縁があるわけだろう。おそらく学問的には神仏習合だとか、そんなような言い方をするのだろうが、わたくしはあくまで大聖人の御指南を中心に考えているので、学問的な見地などはさして興味がないのである。

数日前に、最近は御義口伝を拝読している、というようなことを書いたと思う。で、上記のような問題意識を持って拝読していたら、思わぬ御指南を発見した。いや、発見というのは違う。前から知っていたからである。だが、問題意識というのは、つくづく大事だと思った。漠然と読んでいては、素通りしてしまって、いつまでも身につかないのである。

殊には此の八歳の竜女の成仏は帝王持経の先祖たり。人王の始めは神武天皇なり。神武天皇は地神五代の第五の鵜萱葺不合尊の御子なり。此の葺不合尊は豊玉姫の子なり。此の豊玉姫は沙竭羅竜王の女なり。八歳の竜女の姉なり。然る間先祖は法華経の行者なり。甚深甚深云云。

八歳の竜女の姉というのが妙にリアルであり、凄い御指南だと思った。まさに甚深の御法門である。


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