2012/8/19

増税は嫌だ  
沖浦氏のバイタリティには恐れ入る。とにもかくにもお元気だ。また、のび太氏からは懇切丁寧なご回答をたまわった。

今日は増税反対のごく初歩的な理由を書いておこう。

財政再建には三つの方法があると聞いたことがある。一つには増税である。次に景気浮揚による税収増。最後は支出の削減だ。
増税反対論者ならば誰もが言うだろう、増税の前にやることがあるではないかと。税金の無駄遣いをやめること、景気の浮揚策を打つこと、まずはこの二つをしっかりとやるべきなのだ。
ところが政府はそれをやらずに増税だけをやろうとしている。いや、もちろん、そんなことはないはずで、景気対策だとか、その他もろもろの手を打ってはいるのだろう。しかし、現実にはそれが効果を発揮していない。

細かいことを言うとキリがない。景気浮揚のために財政出動をする。これは三つ目の支出の削減とは相反する行為だ。たぶん政治家の間でも、ここは侃々諤々の議論があるのだろう。最後は面倒臭くなって、だったら税金上げちゃうのが手っ取り早いよね、という結論になる。

増税反対論者が言っていることだが、どうやら前回の消費税アップを例に取れば、今度の増税によって日本経済はますます疲弊することになるらしい。もし、これが事実ならば、わざわざ自分で自分の首を絞めるようなものだ。早い話が自殺行為である。

なるほど、論者とはそういうものなのだろう。われわれ庶民の感覚で言えば、増税は嫌だ、ただそれだけの話なのである。理由もヘッタクレもない。きわめて感情的な話である。しかし、論者はそれを理路整然と主張する。庶民におもねて増税反対を唱えるのではなく、それはまさにくだんのごとく日本国をダメにする悪政なのだと言っているわけだ。

わたくしの主張は次のごとくである。

完全自給自足の生活を実践している人は別にして、ごく普通の人は何がしかの方法で収入を得て、それを生活の糧にしているのだ。では、読者に問いたい。ここ五年ないし十年で収入が大幅にアップした人がどれほどいるだろうかと。恥を忍んで書くが、わたくしの場合はまったく収入が増えていない。厳密に計算すれば、収入減だろうと思う。ぶっちゃけ言えば、少ない収入の中でなんとかヤリクリしながら生活しているのだ。こればかりは仕方がない。銀行強盗をするわけにも行かないし、ギャンブルで儲かるはずもない。たぶん、これは多くの人が大同小異なのではないかと思う。

これをもって思うべきである。増税がいかに安易な政策であるかを。

われわれ生活者は少ない収入の中でヤリクリしている。だったら国家も同じだろうがと言いたいのだ。税収が少ないから税率を上げる? ふざけるなと言いたい。少ない税収の中でうまくやるべきなのだ。もしくは税率を上げるのではなく、どうやったら税収を増やすことができるか、それを考えるべきなのだ。

以上、モノワカリのよい人は国家財政のことを考えたら増税も止むを得ないなどとノタマウが、社会の底辺でカツカツの生活をしている人にとってはとんでもないことである。


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