2015/3/5

組織の空洞化を示す具体例  
前回のコメント欄では、何やらアヤシゲな議論に発展しているようであるが、とりあえず静観することにしよう。創価学会員と法華講員が議論をすれば、こうなるものなのかもしれない。

さて、そこで本題である。

前回、いちばん最後に組織の空洞化が著しい旨を書いた。今回はその傍証となるべきデータをお示ししたいと思う。それは教学試験の結果である。

三級試験 11,277 2,243
五級試験  4,810  8,05
登用試験 14,913 1,438


合格率の低さが目立つ。これは毎年のことで、他の批判サイトなどでも取り上げられていることである。

前回も指摘したように、わたくしが注目したのは過去最高の受験者数を云々しているのはけっこうであるが、ではなぜに四級試験を実施しなかったのかという問題である。これは五級試験の受験者数を見れば想像がつくことで、仮に実施したとしても受験者が極端に少ないのだろうと思われる。

逆に三級のほうが多いという不可思議な現象が起こっているのも注目すべきところで、顕正新聞を眺めていると驚く事実があちこちに書かれている。なんと、地方女子部長クラスでも今回の三級試験を受験しているのである。区長ともなれば、ザラにいる。これは婦人部や男子部も同じである。

これはどういうことだろうか?

単純に言えば、いわゆる一念信解路線以降の迷走のあらわれであろう。長らく上級試験をやってこなかったので、相当の幹部であっても四級止まりのままなのである。毎年コンスタントに試験をやっていれば、幹部になるくらいの人は熱心であり、負けず嫌いの人が多いだろうから、どんどん昇級していくはずなのである。しかし、試験が行なわれないのだからどうしようもない。

それで三級試験の受験資格者がダブついてきたというのが本年だったわけである。

それに引き換え、四級は試験が実施できないくらいに受験者数が見込まれず、五級も他に比して極端に少ない。これは組織の空洞化そのものだろう。

毎年のように書いていることだが、登用試験は受験者がたくさんいて当然である。何しろ新しく入信してくる人がたくさんいるのだから、それでいて受験者が極端に少ないとなると入信そのものがウソになる。つまり、入信偽装ないし水増し報告だらけという実態を意味することになるのだ。ゆえに登用試験の受験者数は、何が何でも例年の水準を確保しないといけない。すると、本人はあまり受けたくないのだけれども、熱心に勧められるので仕方なく受験するという人も出てくる。これが合格率の低さに直結するわけだ。

逆に、五級は受験者数こそ少ないものの、合格率は比較的に高い。この意味では、五級の数字こそがもっとも健全な状態をあらわしているのではないかと思われる。

まず、五級は登用試験合格者に受験資格が与えられる。ようは、少なくとも一年以上のキャリアがある。彼らの多くは自らの意思で受験している。必然的に合格率も高くなる。つまり、五級受験者たちは、そこそこ信仰心に裏打ちされている人たちなのだろう。

それにしても、である。

本当ならばもっと合格してもよさそうなものである。五千人中、千人。上掲の数字を大雑把に書き直せばこうなるわけだが、これが妥当な数字かと聞かれれば誰もそうだとは言い切れないだろう。もうちょっと合格してもよさそうなものである。

ここで愕然とするデータを紹介しよう。

データなどと書いているが、そんな大層なものではない。顕正新聞第1333号に載る五級試験合格者一覧を見て、あれ? 何これ? とわたくしが一瞬にして感じ取ったことを数字で示すと次のごとくなるのだ。

男子部百十三箇隊中、十八箇隊

女子部・婦人部は確認していないので、男子部についてである。合格者は隊ごとに記されている。すると、たった一名しか合格していない隊がたくさんあるのだ。まず、なんだこりゃ、と思った。さらに、もしかしたら一名も合格していない隊が存在するかもしれないと思った。それが上掲の数字である。

ようするに、試験当時の男子部は隊が百十三あった。しかし、合格者一覧には九十五の隊しか出ていない。つまり、残りの十八は合格者ゼロだったということになる。

これは悲惨な状況である。組織の空洞化も甚だしい。人材が育っていないことを如実に示している。

具体的には、一隊から十隊まで眺めると、三隊が見当たらないし、五隊も見つからない。わたくしが顕正会に入った頃は、三隊や五隊と言えば男子部のトップ争いを演じるような輝かしい組織だった。それがこのテイタラクである。この事実には愕然とせざるを得ないところである。

三隊や五隊をあげつらうのが目的ではない。ようするに、これが今の顕正会の全体的傾向をあらわしているわけであり、その一例ということである。

つまりは組織ごとに多少の差はあるにせよ、顕正会全体において人材の枯渇が進みつつあるのではないかと考えられるのだ。

そこでいちばんの問題は、本部首脳がこの事実に目を覆って、粉飾よろしくポストを連発して、あたかも組織が発展拡大しているかのような演出ばかりに腐心していることである。このツケは必ず廻ってくる。いったいどんな形でそれが訪れるのか、わたくしは予言者ではないのでそこまでは言えないけれども、たぶん拙ブログが存続していればいずれは書くことになるだろう。予言ではないけれども、まあ、わたくしの見通しが正しかったという結論になるに違いない。


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