2017/6/24

梅雨の中休み  
十日ばかり間が空いてしまった。その間にも種々のコメントが寄せられたが、ここでは割愛させていただくことにして、顕正新聞の続きを見て行こう。

日本最大手の保険会社の約五万人の外交員の中で、全国一位の成績となり、一ヶ月の給料が七百万円、その年の年収は二千八百万円・・・

第1408号の七面に載る、女子部第三十区班長の体験発表である。わたくしは前回、臨終に関する体験発表も大事だが、もっと現世利益的な発表があってもいいだろう、という意味を書いた。まさに上掲がそれである。実に羨ましい収入だ。

ただし、はたしてこれが現世利益なのか、いわゆる功徳なのかと問われれば、ひじょうに難しい話である。なぜならば競争原理に基づく数字だからである。
彼女は幸運にも企業の大口契約を取りまとめることができた。従業員三百五十人分の契約を一気に獲得することができたので、そのため月収ないし年収が上掲のごとく跳ね上がったわけである。逆に言うと、からきしダメな時もあるだろう。
さらに広く見れば、広宣流布の暁にはどうなるかが問題である。こうした歩合給の場合、誰かが大勝ちすれば誰かが大負けするわけであって、まさか全員が勝利することは考えられないのだ。つまり、全員が信心していて功徳を得られるはずなのに、必ず誰かが勝って誰かが負けるという現実が待っているわけである。

まあ、さしあたっては広宣流布以前の今の段階が重要ではあるのだろう。上述のような難しい議論は抜きにして、確かに顕正会員ばかりがあらゆる分野で好成績を収めていれば、それそれは物凄く魅力的な話であって、だったら自分も顕正会に入ろうかなと、多くの人が思うに違いないのだ。

癌すべて消滅!医師「あり得ない」と驚歎

男子部第四隊組長の体験発表も余命三ヶ月からの奇跡の生還という意味で、実に立派な現世利益である。ただし、これも厳密には難しいところで、顕正会員の誰もがガンを克服しているわけではないし、顕正会員以外にもガンを克服した話はたくさんあるわけだから、これが本当の功徳なのかどうかはわからないのだ。やはりいつも言っているように、専門家である医師たちがそれこそ挙って入信するようでなければ説得力に欠けるだろう。

それはさておき、この人の記事で驚いたのは次の一節である。

 そのような中、東日本大震災で崩壊した福島第一原発の片付け作業の募集がメールで届いたのです。なんと日当が二五万円だったので、当時金銭苦だった私は一抹の不安はありましたが志願し・・・

これは凄い金額である。彼は四日間従事したそうなので、一週間足らずで百万円の収入を得たことになる。これは魅力的な話だ。

わざわざウソの話を書くとは思えないので、これは本当の話なのだろうといちおうは考えたいが、その場合に言えることは、相当に危険な作業だったのだろうことだ。ようは放射能のひじょうに強い場所での作業をやらされたのだろう。それが後々、人体にどのような影響を及ぼすか、いわゆる晩発性の病気が出てくる可能性は否定できないわけで、その時にしっかりとした保障がなされるのかどうかも心配である。そのように考えると、カネはいいけどやりたくない、という人が多いのかもしれず、それがさらに金額を押し上げて行くことにつながるのかもしれない。

廃炉に要する時間も相当の長期になると考えられているが、当然ながら費用も膨大を極める。原発の不経済さがここにもよくあらわれていると言えるだろう。

一日四回も勤行をあげる日もあるほど・・・

同じ人の記事でもう一つ気になったのがこれである。顕正会員は熱しやすく冷めやすい。いわゆる火の信心だ。そしてご存知のごとく、すでに燃え尽きてしまっている人が無数にいる。これが顕正会の構造的欠陥ないし悪しき体質であり、一向に改善される様子はない。たぶん、このままダメになっていくのだろう。


六月二十六日追記:本文中に下線を入れた。当然、誤字脱字の類であるが、「それはそれは」とすべきか「それはそれで」とすべきか、あるいは他の表現に変えるべきか、各自の判断に委ねたい。ともかく集中力が散漫になっていて、つまらぬミスを繰り返している昨今だ。


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