2017/12/6

ゲンパツカンレン  
今日もまた第1422号の続きを取り上げよう。

先生の巌のごとき大忠誠心が一国を動かし、すでに顕正会の存在を無視できなくなったことを目の当りにし・・・

婦人部郡山支区部長の発言であるが、これは事実誤認も甚だしいだろう。顕正会の存在が広く知られるようになってきたのは事実であるものの、無視できなくなったは言い過ぎである。無視云々を別の言葉で表現すれば、影響力ということになると思う。では、今現在どれだけの影響力があるかが問題であるが、それは残念ながら微々たるものと言わざるを得ないだろう。

さて、この記事の後半が悩ましい。前回紹介したように、当該号の六・七面は医療関係の記事が多く、当該記事もその一つである。見出しを紹介しておこう。

 顕正会員の功徳、医師が学会で発表

県立医大の医師が顕正会員の功徳を学会で発表したそうである。ここでの学会は創価学会のことではない。当たり前だ。顕正会員の功徳を創価学会で発表するわけがない。医学会である。さらに言えば、功徳を発表したわけではない。これは顕正会目線で功徳と書いているだけの話である。

しかし、余命宣告を受けていた顕正会員のガンが、なんと消滅してしまったそうである。ゆえに、このことに驚いた医師は学会で発表したという。また、この医師は別の医師が顕正会員のガン消滅を発表しているのを聞いたことがあるとも言っているそうだ。

ひじょうに悩ましい話である。

前回の終わりのほうで、医師の敗北、ということを書いた。これは医者が患者を救うに当たって、医療行為ではなく信仰の力に頼るとしたら、それは信仰者としては正しいにしても医者としては間違っているのではないか、これは医者の敗北を意味するのではないか、という問題提起のつもりで書いたわけである。これについて顕正会ではどのように考えているのか、現時点では不明瞭のような気がする。

御書には大聖人御自身が晩年は御病気を患われ、四条金吾から貰った薬が効いて快方に向かった意味のことが認められている。その意味からすると、今の顕正会の考え方は少し間違っているのではないかということになるだろう。四条金吾の立場にしてみれば、御本仏に対して医療行為を行なうことは恐れ多いことであり、やや婉曲的にはなるものの医療行為=信仰の否定にもなりかねないことになるのだ。もちろん顕正会的思考に基づけばである。しかし、事実として大聖人御自身は医療行為に肯定的であり、もし仮に今の時代にいらっしゃれば必要に応じて薬も服用するだろうし、手術を受けるようなこともあり得るだろう。であれば大聖人も医学の進歩を歓迎するはずなのである。

ではその医者たちが、医療技術の向上ではなくて、信仰の力に頼るとすれば、大聖人はそれをどのように御考えになるのだろうか?

わたくしにはよくわからない話である。

 「自分は福島に赴任して一〇年になる。原発災害までは、癌が発症するのは主に四〇代、五〇代だった。それが現在、二〇代、三〇代が急激に増えている。放射能の影響はとてつもない」

くだんの医師の発言である。そして登壇者も次のごとく書いている。

3.11より丸六年を経て、いよいよ放射能による甚大な被害が現われてきたことが肌身に迫ってまいりました。

久しぶりに原発関連の話題が出た。

これについてはわたくしも最新事情に精通しているわけではないが、ともかく問題意識を持ち続けることが大事だと思う。なぜならば、いわゆる疫学は十年二十年という長いスパンで見ないとわからないものなので、現時点ではまだ何とも言えない段階なのである。しかも病気は人々の身体の中で起こっていることなので、容易にはわからない。気がついた時には甚大な被害になっているかもしれないし、杞憂で終わるのかもしれない。わからないのだ。

それから現政権は原発再稼働の方向性を示している。これがさまざまのところに忖度を働かせることになる。結論を言ってしまえば、再稼働の妨げになるような情報はなかなか出てこない状況にあるのだ。

その意味で顕正新聞掲載の原発関連記事は、やや誇張が過ぎるような印象が拭えないものの、それなりに貴重な情報と言えるだろう。


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