2016/12/21

十一月度総幹部会の会長講演を中心に  
さて、いよいよ十一月度総幹部会特集号である。顕正新聞第1394号だ。

わたくしの言う特集号はその内容に鑑みてわたくしが勝手に名付けたものに過ぎない。それとは別に、今の顕正会では大量配布のために特集号と称するものをかなりの頻度で出している。ところが今回は特集号の冠がない。まあ、当然だろう。すでにマンネリ化していて、あまり意味がないからである。

国難三年の最終法戦 弘通爆発!!

九・十・十一月弘通 空前三万三千余
「三年後の二百万は大地を的とする」


これが一面の大見出しだ。矛盾することを言うが、まず秋の三連戦で三万三千三百八十一名の大折伏がなされたことは凄いことだと思う。しかし同時に、三年後の二百万? それがどうしたのか? ぜんぜん大したことないじゃないか? という思いを懐くのも事実である。

次に人事について書こう。

第25男子部長(新潟)に佐藤孝夫氏

いわゆる最高幹部以外は個人名を控えるのが拙ブログのシキタリであるが、ヘンに伏字にするのもどうかと思って新聞表記のまま引用した。この人物は最近になって急激に頭角をあらわしてきた印象がある。当然、実力があってのことだろうから、それ自体は何の問題もない。ただし、当該号の六面を見ると、ちょっとした疑問が浮かんでくる。そこには彼の活動報告が掲載されているのだ。

 この最終法戦は新潟で戦う第二十六男子部の初陣でもあれば・・・

一面に戻って人事の記事を読むと、第二十六男子部長兼任と書かれている。ゆえに矛盾はない。しかしである。すると彼はここ数か月という短期間で新潟男子部の全権を掌握したことになるのだ。いつも言っているように、前任者がどうなったかが問題である。それが記事を読む限りでは不明なのである。

婦人部の人事も複雑だ。ここでは詳細を省くが、九州の第四・第二十三婦人部長が交代となった。さらに第四婦人部の中の三つの支区が第十女子部に編入されたという。わけがわからん。

穿った見方をすれば、新潟方面の男子部で何かしらのゴタゴタがあった、九州方面の婦人部でも何かがあった、ということなのかもしれない。もちろん、あくまで推測である。

一面からもう一つ紹介しよう。

・・・衣を以て覆い下されたのです。

これは会長講演の要旨として、編集部がまとめたものなのだろうが、文体の不整合が気になるところである。つまり、引用した部分だけがご覧のごとくの「ですます調」になっているのだ。これは誰が読んでもおかしいだろう。

さて、いよいよ会長講演である。

今回は時間的にも内容的にもコンパクトになっている。おおむね過去の発言の繰り返しなので、これを特集号としなかったのは正解なのだろう。一般の読者は辛辣であるから、なんだ同じ話の繰り返しじゃないか、もう読むに値しないな、と思われてしまう可能性がある。それでは自爆であるからして、特集号とはしなかった・できなかった、ということなのだと思われる。

では、本文に入ろう。

 そしていま顕正会は、国中のあらゆる邪宗はもちろんのこと、学会・宗門をも凌いで、ついに日本を独走する仏弟子の大集団となったのであります。

主観的にはその通りなのだろう。では、客観的にはどうか、そこが問題である。

まず、折伏成果の欺瞞について書く。今回の三万三千有余の大折伏にしても、本当にそんなに出来たのだろうか? どこかで水増しが行なわれているのではないのか? という疑いがある。もちろん、明確な証拠があるわけではないが、いつも言っているように、デタラメな折伏が横行している事実は否定できないだろう。今回はその傍証というかヒントと考えられるデータを次に示したい。

男子部 898 17
女子部 255 9
婦人部 200 13


これは四面に掲載されている折伏成果の中から最大値と最小値を拾い出したものである。大急ぎの作業なので、間違っていたらご容赦願いたい。ともかく数字の拾い間違いは大した問題ではないはずで、ようはわたくしの言わんとしていることは実に単純明快である。ムラがあり過ぎるということだ。

男子部は隊、女子部は区、婦人部は支区と、それぞれ名称が異なるものの、組織的には同規模である。そこでいちばん成果を上げた組織とその逆とを示せば、上掲のごとくなる。とりわけ男子部の場合が極端だ。最大値は一千になんなんとする大折伏をしているにもかかわらず、最小値を見ればご覧のテイタラクである。これは何もその隊ないし隊長を責めているのではない。むしろ本部首脳の責任である。毎月のように頻繁に人事をいじくっているにもかかわらず、なぜにこうも不均衡の組織を是正しないのかである。

ある意味では低空飛行を続けているような組織こそが、真面目な折伏をやっているのかもしれないと思う。相手を十分に納得させた上で入信に導く。だからは数は少ないが、中身は物凄く濃いのだ。逆に一千名近くも折伏している組織はデタラメきわまる折伏をしているのだろう。その辺は結集力との相関関係から検討すべき事案となるが、さすがに面倒臭いのでやる気も起きないし、第一、わたくしには検討すべきデータがない。

ともかく浅井先生はそうした細かいデータを知る立場にあるわけで、その上で日本を独走する仏弟子の大集団だと豪語しているわけである。はたして本気でそう思っているのかどうか、そこはひじょうに悩ましいところだ。

第六天の魔王の呪縛

第六天の魔王の執念


再び本文に戻って、上掲の二文が気になった。執念のほうは前にも聞いたことがあるけれども、呪縛は初めてかもしれない。なかなか豊かな表現力である。

 「この歳になって今さら試験なんて」という人があるかも知れないが、

十一月度総幹部会では教学試験と広布御供養、それから会館建設のことが発表されるのが恒例となっている。上掲のくだりは教学試験のことを言っているわけだが、なるほど、顕正会には高齢会員がたくさんいることをよくあらわしている文章である。事実、活動報告や体験発表を読むと、高齢者の入信だとか高齢者自身の登壇が目立つ。けっこう深刻な問題かもしれない。

宗門でも信心を失っているから、どの末寺も「供養を持ってこい」とばかり言っている。

今度は広布御供養の話題であるが、まずは邪宗ないし宗門の批判から入っている。しかし、上掲はいかがなものかと思う。カギカッコで書いちゃっているのが問題である。オイオイ、その文証はどこにあるのか、こう突っ込まれたらどうするのだろうか?

わたくしは日蓮正宗の御僧侶と直接的に相対したことがないのでわからないが、まあ、常識的に考えればそんなエゲツナイことは言わないだろう。内心はともかくもだ。

 顕正会は広宣流布のために必要な経費を、会長以下の有志が、大聖人様に御供養申し上げている。

会長以下が気になった。それこそ表向きはともかくとして、内心はどうなのかと勘繰りたくなってしまうところである。今や新興宗教の教祖と目されている、それが浅井先生なのだ。現実に、今現在は顕正会から収入を得ているわけだろう。もしそうではなく、完全無報酬で会長をやっているのならば話は別であるが、現実には顕正会でメシを食っている。その事実がある以上、上掲の発言はあまり説得力がないように思う。

さて、次は会館建設だ。

垂井会館 筑波会館 第二青年会館

多摩会館 新秋田会館 顕正新聞社第二別館


上段は本年建てられた会館である。下段は明年の建設計画である。そして明後年のことにも触れている。

郡山新本館 以下未定

現在の郡山会館に隣接して新館を建てる。そこを本館として従来の建物を別館にするとのことだ。

 その他の建設計画については、いま東京をはじめ首都圏が飽和状態になって来ているので、これをいま検討し、計画を進めております。決定され次第、発表いたします。

これは微妙なところだ。

ようするに、よい意味では微増ながらも顕正会は伸びていると言えるわけだが、一方で、純粋な意味での新規会館の建設は限界を迎えていることが窺えるのである。
コメント欄でも閑古鳥が鳴いている会館があるとの証言があった。たぶん事実なのだろう。その意味で、未だ会館のない県も存在するわけだが、これ以上無理して建てるのは得策ではない、閑古鳥会館を増やすだけだと、こう考えたわけだろう。
しかし、会館建設を完全にストップするのは顕正会の前進が止まったことを意味するも同然なので、それだけは避けなければいけない。ゆえに会館の偏在は否めないものの、今は従来の会館を増築補強するくらいが無難なところだと判断したものと思われる。

しかしいまや世界は戦国時代に突入せんとしているのです。

あらまあ、また言っている。

浅井先生は世界情勢を語ることに余念がない。今回はいわばここ数か月間のまとめのような感じであるが、わたくし個人としてはロシアについての記述が注目に値すると思う。

 さらにロシアは北方領土の国後・択捉の二島に、最新鋭のミサイルシステムを配備したことを、今月二二日に発表している。北方領土交渉が行われつつある中で、堂々と軍事基地化を進めているこの強かさ、日本はごまかされてはいけない。

これを浅井先生のご見識などと持ち上げる幹部が出てくるといけないのでクギを刺しておくが、同様の発言をしている識者はたくさんいる。ただし、一方で先般の日ロ首脳会談の直前までは北方領土が返ってくるのではないかという淡い期待を懐かせる報道があったのも事実で、それがとんだ期待外れだったことでガッカリした国民もたくさんいる。この意味で浅井先生の見通しは正しかったことになるだろう。さすがに予言とは言えないが・・・

今回の会長講演はざっとこんなところである。

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