2017/6/30

メガトンキュウバクダン  
安倍首相辞任要求特集号の第二弾は、加計学園をめぐる問題に焦点を当てて書かれている。ご存知、第一弾は森友問題だった。そして今回は加計問題。両者を掛け合わせて、モリカケ問題と称する人もいる。蕎麦のモリとカケの意味だろう。

いつも言っているように浅井先生の講演はわかりやすい。マスコミの錯綜した情報をうまく整理して、平易に述べている。

けれども、それだけでは他の安倍批判との差別化が図れない。そこで今回の講演で最大のポイントとなるくだりが、おそらくは次の一節だろう。

 私が辞任を求めるのは、一往は安倍政権の政治上の失による。しかし再往はもっと深い。仏法上の失あるゆえであります。

振り返れば、先日紹介した男子部幹部の発言が光っている。

 謗法を責めてのご発言なれば必ず事実に

この時にも言ったように、ようは野党やそこらの市民運動家たちの政権批判とは一線を画することを強調したいわけである。

会長講演に戻ると、わたくし的には次の一段が疑問である。

 ちなみに少し説明いたします。

どうやらここは新聞掲載時に加筆したらしいのだが、内容的にどうだったかと思う。三種の一念三千は正宗教学で最重要ポイントとなるべき法門である。これを特集号として一般人に向けて大量配布するのはどうかと思うのだ。仏法上の失をよりいっそう強調するために付加する必要があったのかもしれないが、しかし、あまりにも専門的であり、一般人には難解である。

また、後段においては聖徳太子の事例と日霑上人の事例を並べて書いているけれども、これもどうかと思うところだ。

聖徳太子の時代はあまりにも古いので、そこが実感を持って読めるかどうかのギリギリのところだが、ともかく歴史上の人物としては著名なので、一般人にも通用する話だろうとは思う。ところがである。一方の日霑上人の事例はいわば内輪の話であって、時代的には近いものの、一般人にはまるで馴染みのない話なのだ。それを特集号として大量配布するのはどうかと思う。

これが当該講演へのわたくしの全体的評価である。

あとは各論的に書いていこう。

「日蓮大聖人の仏法」の隣に、念仏の親鸞の本が並んでいた。大聖人様に申しわけない(爆笑)…と思った。

もはや浅井先生は自分で本屋に行くことはないらしい。上掲は本部職員が本屋に行って写真を撮ってきたものを先生に見せたのだそうだ。

もしかしたらネット上での批判を気にしたのかもしれない。ようは謗法の書物と一緒に並べられている状態は、謗法と同座すべからず、との日興上人の御遺誡に反するものだとの指摘が(もうすでにあるのかもしれないが)、あるいはこれから指摘される可能性もあるので、いわば先手を打つ意味で上掲のような発言をしたのだろうと考えられるのだ。

まあ、わたくしはそこまで気にすることもないと思うのだが・・・

ともかく先生としては基礎教学書を自分の人生の集大成のように思っているのだろう。ゆえに今後も新聞広告を永く続けていくと言っているし、顕正会員による広告の配布活動がすでに一千二百万枚に達したとも言っている。

問題はそれがどれだけの効果を発揮するかだろう。

次に行こう。

 これはもしかしたら、安倍政権を吹き飛ばすほどのメガトン級の爆弾になるかも知れない。

森友問題に続いて加計問題が大きくクローズアップされた。これをメガトン級の爆弾と表現しているわけである。
しかし、総幹部会の行なわれた五月二十六日からすでに一ヶ月が経過しているものの、未だに安倍政権は存在している。皮肉にもこうした先生の見通しは外れる場合が多いのだ。
おそらくは都議選が一つのターニングポイントなのだろう。この選挙結果が国政レベルにも何らかの影響を与える。早い話が都議選で自民党が大敗すれば、それが安倍政権に対するトドメの一撃になるかもしれないということである。

すなわち天照太神は皇室の祖先で日本国最初の国主。そして八幡大菩薩は第十六代の応神天皇のことです。

この記述の正確性が疑問である。普通に考えると、神武天皇が最初の国主のはずだが、違うのだろうか? ちなみに応神天皇の十六代説は御書に依るのだろう。これは浅井先生の一貫した主張である。

「日本会議」は傘下の神社本庁と共に・・・

前にも触れたが、これがわからない。わたくしが単に不勉強なだけなのかもしれないが、常識的には逆のはずである。

日霑上人は「弁惑護法抄」と題する、上・中・下三巻にわたる膨大な一書を著わされ・・・

読んでみたい。いや、面倒臭そうなので、やめておいたほうがよさそうだ。

宗門関係者からはボロクソに言われっ放しの浅井先生であるが、ともかく御書には精通しているし、歴代上人の御指南についても相当に読み込んでいるのは事実だろう。

とは言え、もはやそうした研鑽の成果を発揮する機会は永久に訪れないのだろう。

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