2018/8/27

キバン  
顕正新聞第1448号を見よう。当該号には次のような名称が付されている。

「二百万達成記念」特集号

そして大見出しには次のごとくある。

広宣流布の基盤 二百万ついに成る

ここで思い出すのが百万までの道のりである。今は記憶だけで書くが、当時の幹部たちは百万までの戦いを建物の基礎工事になぞらえていた。どんな立派なビルも基礎工事がいちばん大事なのである。基礎工事が終わって建物が地上に姿をあらわし始めれば、あとは加速度的に完成に向って突き進んでいく。広宣流布も同じ原理であると。

ところが現実には百万達成以後も加速度はつかなかった。ゆえにわたくし的には上掲の文言を目にしても、同じことをダラダラと繰り返しているだけにしか見えず、シラケた気分なのである。

ところで一面の三枚の写真だが、一般の人が見てもわけがわからないだろう。

まず総務が折伏成果を発表。顕正会の会員総数が二百万を突破したと伝える。これを聞いた場内の四千五百名が一斉に拍手をしたわけである。続きは本文を引用しよう。

 このとき、浅井先生はひとり起立された。壇上の幹部もこれに続いた。場内の全員も起立した。
 その中、先生は合掌され、深々と頭を下げられた。


顕正新聞では浅井先生が大聖人に二百万達成を報告ないし奉告されたと説明している。

これについて別の意見を書いておくと、わたくしには浅井先生が場内の幹部会員たちに向って感謝の意をあらわしている図に見えるのだ。いかにも小乗仏教的な儀礼のように感じられるところだが、しかし、これは決してイヤミではない。むしろそれが自然な行為であり、自然な感情の発露だと思う。

全幹部は熱涙の中、次なる三百万、そして御遺命成就への捨身の決意を、幾重にも堅めた。

この部分、真面目な活動会員たちがどのように読むか知らないが、わたくしは暗澹たる気分にならざるを得ないところである。

三百万が中期目標であり、御遺命成就が文字通りの最終目標となるのだろう。しかし、ご存知のごとく、広宣流布の最終段階がどうのこうのと言いだしてからすでに十年以上が経過しているのである。しかも十年ほど前には三百万がどうのこうのと盛んに言っていたのだ。そうした過去の発言の数々と現実との乖離を思えば、もはや絶望的な気分にならざるを得ないところであり、こんなテイタラクで捨身の決意を固めようと思う人がいるとすれば、それはどうかしているとしか言い様がないだろうと思う。

この点、もし浅井先生が外部の取材を受けたとして質問されたら、いったいどのように答えるのか、ひじょうに興味深いところである。

たぶん無理だとは思うが、手順としてはまず活動会員たちに謝罪すべきだろう。その上で再度目標設定をし直す。それに同意できる人は活動を続ければいい。納得できない人は活動をやめればいい。これが浅井先生に課せられた最後の仕事なのだ。

おわかりだろう。これをやらないと、結局はそこらのインチキ商売と同じになってしまうのだ。しかも言っている内容がデカ過ぎる。それゆえに罪の重さはそこらのチンケな詐欺師とは比較にならないくらいデカいのだ。

 さあ、次の目標は三百万であります。
 いよいよ本日より、この三百万を見つめて・・・


いきなり会長講演の最後のくだりを引用したわけだが、繰り返し指摘しておこう。

ここ数年、二千二十年代が広宣流布の決戦場なのだと言ってきた。決戦場の意味はそこで広宣流布が決定的になると理解すべきだろう。活動会員たちの中にはそこで広宣流布が達成されると思っている人もいる。かなりの人数がそう思っているかもしれない。

だったら三百万は何なのかである。

具体的に問うと、では三百万をいつまでにやるつもりなのか、ということになるだろう。

おそらくはもう答えられないのだと思う。何をどのように言い繕っても綻びは隠せない。この上、さらに新しいことを言えば、ますます綻びがひどくなるだけだろう。

よしんば過去の発言をすべてチャラにしたとしてもである。三百万の達成時期をキツメに設定すれば活動会員たちの負担が増すし、ユルメに設定すれば負担は軽くなるものの御遺命成就が遠のくし、もしかしたら会員たちの士気が低下して組織そのものが凋落していくかもしれない。つまり、どっちに転んでも痛い思いをしなければならないのである。

明日、総幹部会があるらしい。例年、ここで秋の三連戦と呼ばれる折伏法戦の目標が掲げられる。さて、今回はどのような目標設定が打ち出されるのだろうか?

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